ポジティブ心理学資格ガイド
ポジティブ心理学・ポジティブ心理カウンセラー資格完全ガイド
心の健康をサポートする専門家として、ポジティブ心理学に基づいたカウンセリング資格が注目を集めています。この記事では、6つの主要なポジティブ心理カウンセラー資格について詳しくご紹介します。
ポジティブ心理カウンセラー
ポジティブ心理カウンセラーは、ポジティブ心理学の総合的な知識とスキルを持つ専門家です。人間の強みや可能性に焦点を当て、クライアントの幸福度向上や人生の質の改善をサポートします。
主な学習内容
- ポジティブ心理学の基礎理論
- 幸福度を高めるための介入技法
- ウェルビーイングの測定と評価
- 強みを活かしたカウンセリング手法
- ウェルビーイングの基礎知識
こんな方におすすめ
- 心理カウンセリングの基礎から学びたい方
- 人の可能性を引き出す仕事に興味がある方
- 教育・医療・企業などでカウンセリングスキルを活かしたい方
ポジティブ感情カウンセラー
ポジティブ感情カウンセラーは、喜び、感謝、希望などのポジティブな感情を育む専門家です。感情の理解と調整を通じて、クライアントのメンタルヘルスをサポートします。
感情に伴うハラスメント対策から,学生,新入社員研修,管理職研修などにもおすすめです。また,発達支援では,感情に関わる問題は発生しやすいことから発達支援にも役立ちます。
主な学習内容
- ポジティブ感情の種類と効果
- 感情調整のテクニック ネガティブ感情とポジティブ感情の対処 アンガーマネジメントからポジティブ感情マネジメントへ
- 感謝の実践とその効果
- ポジティブ感情を育むワークの設計
- ポジティブ感情療法 エモーショナルセラピー
- EQの現代版を応用
こんな方におすすめ
- 感情面でのサポートに特化したい方
- 日常の中で幸せを見つける力を育みたい方
- セラピーやワークショップを提供したい方
ストレングスカウンセラー

ストレングスカウンセラーは、個人や組織の強みを発見し、それを最大限に活かす支援を行う専門家です。強みベースのアプローチで、持続的な成長をサポートします。
ストレングスカウンセラーはストレングスセラピー,ストレングスコーチングの中間に位置しており,ストレングスセラピーとストレングスコーチングもできるようにします。
自己理解,他者支援,チームビルディングなど,学生,新入社員研修,管理職研修などにもおすすめです。
主な学習内容
- 強み診断ツールの活用方法
- 強みを活かしたキャリア支援
- チームビルディングへの応用
- 強み開発のコーチング技法
こんな方におすすめ
- キャリアカウンセリングに携わる方
- 人材育成や組織開発に関わる方
- 個人の可能性を最大化したい方
レジリエンスカウンセラー

レジリエンスカウンセラーは、困難や逆境から立ち直る力を育む専門家です。ストレス耐性を高め、変化に適応できる心の強さを養うサポートを提供します。
転機の時期など,変化の激しい時代に必要なレジリエンス。学生,新入社員研修,管理職研修などにもおすすめです。
主な学習内容
- レジリエンスの心理学的メカニズム
- ストレス対処法とコーピングスキル
- 逆境を成長の機会に変える技法
- トラウマインフォームドケアの基礎
こんな方におすすめ
- メンタルヘルス支援に携わる方
- ストレスマネジメントを指導したい方
- 困難を乗り越える力を育みたい方
マインドフルネスカウンセラー

マインドフルネスカウンセラーは、「今、この瞬間」への気づきを深める実践を通じて、心の平穏と集中力を育む専門家です。瞑想やマインドフルネスの技法を指導します。
主な学習内容
- マインドフルネス瞑想の理論と実践
- マインドフルネスベースのストレス低減法
- 日常生活へのマインドフルネスの統合
- グループセッションの運営方法
こんな方におすすめ
- 瞑想や呼吸法に興味がある方
- ストレス軽減プログラムを提供したい方
- 企業のウェルネスプログラムに携わる方
エンカレッジカウンセラー

エンカレッジカウンセラーは、勇気をテーマに様々なアプローチを活用する講座です。励ましと動機づけを通じて、クライアントの行動変容と目標達成をサポートする専門家です。自己効力感を高め、前向きな行動を促進します。ポジティブ心理学とアドラー心理学,臨床心理学,教育心理学,臨床心理学のエッセンスを統合したアプローチを学びます。
心理療法に関しては,認知行動療法,ポジティブ心理療法,コンパッション・セラピーなどを活用し,勇気付けを高めます。
主な学習内容
- エンカレッジ(勇気)
- アドラー心理学
- ポジティブ心理学
- 目標設定と達成のサポート技法
- 劣等感の対処高めるアプローチ
こんな方におすすめ
- コーチングやメンタリングに興味がある方
- 教育現場で生徒を励ましたい方
- チームのモチベーション向上に携わる方
- 刺入社員研修,管理職研修で活かしたい方
ポジティブ心理学 上位資格 マスター・エキスパートを目指す。
ポジティブ心理学は、人の強みや可能性に焦点を当て、心の健康と幸福感の向上をサポートする心理学の分野です。この分野には段階的に学べる複数の資格があり、初学者から専門家まで、自分のレベルや目的に合わせて選択できます。本記事では、ポジティブ心理カウンセラー、ポジティブ心理療法士、ポジティブ認知行動療法士の3つの資格について詳しくご紹介します。
ポジティブ心理療法士資格
資格の概要
ポジティブ心理療法士は、ポジティブ心理カウンセラーの上位資格として位置づけられる専門資格です。より高度な理論と実践的な療法技術を習得し、心理的な課題を抱えるクライアントに対して本格的な心理療法を提供できるレベルを目指します。
以下の資格の取得の上,課題試験・面接試験を合格した方に送られる専門資格です。
以下の5つの基本・専門資格の取得後に申請することが可能です。
ポジティブ心理カウンセラー基本講座(必修)
ポジティブ感情カウンセラー基本講座(必修)
マインドフルネスカウンセラー講座(必修)
レジリエンスカウンセラー(必修)
*いずれか一つ 科目を選択します。
ストレングスカウンセラー(選択)
エンカレッジカウンセラー(選択)
コーチング心理学協会の講座から1つ
特徴と学習内容
ポジティブ心理療法は、伝統的な心理療法とポジティブ心理学を統合したアプローチです。単に症状を軽減するだけでなく、クライアントの強みを活かし、より充実した人生を送れるようサポートします。
学習内容には以下が含まれます。
- 高度なアセスメント技術: クライアントの心理状態や強みを多角的に評価
- 介入技法: エビデンスに基づいた具体的な介入方法
- ケースフォーミュレーション: 個別のケースに応じた治療計画の立案
- 倫理とプロフェッショナリズム: 心理療法士としての職業倫理
- スーパービジョン: 実際のケースに対する指導とフィードバック
- 感謝介入、強み活用、意味構築: などの専門的技法
活躍の場
- 心理臨床: クリニックやカウンセリングルームでの個人療法
- グループセラピー: 集団療法のファシリテーター
- 企業メンタルヘルス: 専門的なメンタルヘルスサービスの提供
- スーパーバイザー: ポジティブ心理カウンセラーへの指導
- 研究・教育: 大学や研究機関での教育・研究活動
対象者
- ポジティブ心理カウンセラー資格取得者
- 心理学の基礎知識を持つ方
- より専門的な心理療法を実践したい方
- 臨床心理士や公認心理師などの有資格者でポジティブ心理学を専門にしたい方
ポジティブ認知行動療法士資格
資格の概要
ポジティブ認知行動療法士は、認知行動療法(CBT)とポジティブ心理学を融合させた高度な専門資格です。エビデンスベースドの認知行動療法の技法に、ポジティブ心理学の知見を統合し、より包括的で効果的な心理支援を提供できる専門家を育成します。
以下の資格の取得の上,課題試験・面接試験を合格した方に送られる専門資格です。
ポジティブ心理カウンセラー基本講座(必修)
ポジティブ感情カウンセラー基本講座(必修)
マインドフルネスカウンセラー講座(必修)
認知行動療法と認知行動コーチング基本講座(必修)
認知行動療法と認知行動コーチングエキスパート講座(必修)
認知行動療法とポジティブ心理学の統合
従来の認知行動療法が否定的な思考パターンの修正や問題行動の改善に焦点を当てるのに対し、ポジティブ認知行動療法では以下のような統合的アプローチを取ります。
- ポジティブな認知の強化: ネガティブ思考の修正だけでなく、ポジティブな思考パターンの構築
- 強みベースの行動活性化: 個人の強みを活かした活動の促進
- レジリエンストレーニング: 困難に対する心理的回復力の向上
- ウェルビーイングの最大化: 症状軽減に加えて、生活の質の向上を目指す
学習内容
- 認知行動療法の基礎と応用: CBTの理論、技法、実践
- ポジティブ心理学との統合理論: 両分野を効果的に組み合わせる方法
- エビデンスベースドプラクティス: 科学的根拠に基づいた実践
- 多様な心理的問題への対応: うつ病、不安障害、ストレス関連障害など
- アセスメントツール: 認知的評価とポジティブ心理学的評価の統合
- 実践トレーニング: ロールプレイやケーススタディを通じた実践力の養成
活躍の場
- 医療機関: 病院やクリニックでの専門的心理療法
- メンタルヘルスクリニック: うつ病や不安障害などの治療
- 企業EAP: 従業員支援プログラムの専門家として
- 研修講師: 認知行動療法とポジティブ心理学の研修提供
- スーパービジョン: 他のセラピストへの専門的指導
- 研究: エビデンス構築のための臨床研究
対象者
- ポジティブ心理カウンセラー講座の5つの資格取得者、または同等の知識を持つ方
- 認知行動療法の経験があり、ポジティブ心理学を統合したい方
- より高度な専門性を求める心理職
3つの資格の比較
レベルと専門性
| 資格 | レベル | 対象 | 専門性 |
|---|---|---|---|
| ポジティブ心理カウンセラー | 入門〜初級 | 一般の方、初学者 | 基礎的カウンセリング |
| ポジティブ心理療法士 | 中級〜上級 | 専門家志望、有資格者 | 心理療法の実践 |
| ポジティブ認知行動療法士 | 上級〜専門家 | 心理専門職 | CBTとの統合療法 |
取得の順序
一般的には以下のような段階的な取得が推奨されます。
- ポジティブ心理カウンセラー: ポジティブ心理学の基礎を学ぶ
- ポジティブ心理療法士: より専門的な療法技術を習得
- ポジティブ認知行動療法士: 認知行動療法との統合を学び、最高レベルの専門性を獲得
ただし、既に臨床心理士や公認心理師などの資格を持つ方は、ポジティブ心理療法士やポジティブ認知行動療法士から学び始めることも可能です。
個人的な成長
資格取得の過程で学ぶ知識やスキルは、自分自身の人生の質を向上させることにもつながります。自己理解が深まり、ストレス管理や人間関係の改善に役立てることができます。
資格取得の流れ
学習内容
一般的な認定プログラムでは、以下のような内容を学びます。
- ポジティブ心理学の歴史と理論
- カウンセリングの基本技法
- 強みの診断と活用方法
- マインドフルネスと瞑想
- ポジティブコミュニケーション
- 実践的なケーススタディ
受講方法
多くの資格認定機関では、通学講座とオンライン講座の両方を提供しています。自分のライフスタイルに合わせて選択できるため、働きながらでも学習を進めることが可能です。
認定試験(ポジティブ心理療法士,ポジティブ認知行動療法士)
学習プログラムを修了した後、認定試験を受験します。課題試験や実技試験、レポート提出となります。
落とすための試験ではなく,活かすための試験となっているのが特徴です。
活かせる場面
ポジティブ心理カウンセラーとしてのスキルは、様々な場面で活用できます。
- 職場でのストレス対処: 同僚や部下のメンタルサポート
- 家族関係の向上: より良いコミュニケーションと関係構築
- 自己実現のサポート: 目標設定と達成をサポート
- コミュニティ活動: 地域での心の健康増進活動
まとめ
ポジティブ心理学関連の資格は、入門レベルから高度な専門資格まで、段階的に学べる体系が整っています。ポジティブ心理カウンセラーで基礎を学び、ポジティブ心理療法士でより専門的な療法技術を習得し、さらにポジティブ認知行動療法士で認知行動療法との統合を極めることで、最高レベルの専門性を獲得できます。
これらの資格は、他者を支援するだけでなく、自分自身の人生をより豊かにするための知識とスキルを提供してくれます。心理学に興味がある方、人の成長をサポートしたい方、専門的な心理職を目指す方にとって、非常に価値のある資格体系といえるでしょう。
人間の可能性を信じ、ポジティブな変化を促すこの分野は、これからの時代においてますます重要性を増していくと考えられます。自分の目標とキャリアプランに合わせて、適切な資格を選択し、ステップアップしていくことをお勧めします。
どの資格から始めるべき?
総合的に学びたい方 まずは「ポジティブ心理カウンセラー」から始めることをおすすめします。幅広い基礎知識が身につきます。
専門性を深めたい方 ご自身の関心や活動分野に合わせて、特定の資格を選択するとよいでしょう。複数の資格を組み合わせることで、より専門的なサポートが可能になります。
実践的なスキルを求める方 「ストレングスカウンセラー」「マインドフルネスカウンセラー」や「エンカレッジカウンセラー」は、すぐに日常やビジネスに活かせる実践的なスキルが学べます。
まとめ
ポジティブ心理カウンセラー関連の資格は、人々のウェルビーイング向上に貢献できる専門性を提供してくれます。ご自身の目指すキャリアや関心に合わせて、最適な資格を選択しましょう。心理支援の専門家として、多くの人々の人生をより豊かにするお手伝いができるようになります。
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投稿者プロフィール

- 監修者:一般社団法人ポジティブ心理カウンセラー協会 代表理事
- 徳吉陽河(とくよしようが)は、ポジティブ心理学、ポジティブ心理カウンセラー協会の創設者の一人であり、日本・世界のおけるコーチング心理学のパイオニア。ポジティブ心理療法士、コーチング心理士、公認心理師・キャリアコンサルタント、認定心理士(心理調査)、として教育・医療・福祉・産業分野で活動する専門家。東北大学大学院博士後期課程で研究し、国際コーチング心理学会、国際ポジティブ心理学会など、世界で学び、研究を発表。著書に『ポジティブ大全』『科学的に正しい脳を活かす「問いのコツ」 結果を出す人はどんな質問をしているのか?』『コーチング心理学ガイドブック』『コーチング心理学ハンドブック』などの翻訳書などがあり、科学的なエビデンスと物語(ナラティブ)に基づくコーチングとウェルビーイング教育を推進している。累計4000名のコーチ、カウンセリング実績」(ワークショップを含む)、「累計6000回以上のセミナー実績」以上の実績がある。国土交通省 航空保安大学講師、元東北文化学園大学講師、元仙台医療センター看護学校講師、元若者サポートセンター講師、教育機関、海外・国外の法人企業などで講師を担当実績がある。座右の銘は、「我以外皆我師」、失敗・挫折もたくさんしており、「万事塞翁が馬」大切にしている。「自己肯定感が低いからこそ成長できる」ことを大切にしている。








