解決志向カウンセリングとポジティブ心理学・ポジティブ心理療法の比較

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ent一般社団法人ポジティブ心理カウンセラー協会では,ポジティブ心理学と解決志向アプローチを統合的に活用します。

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解決志向カウンセリングとポジティブ心理学・ポジティブ心理療法の比較

1. ポジティブ心理学の基本概要

ポジティブ心理学とは

Positive Psychology は、1998年にマーティン・セリグマン(Martin Seligman)がアメリカ心理学会(APA)会長就任時に提唱した心理学の新しい潮流です。

基本理念: 従来の心理学が「病理」「障害」「苦痛」に焦点を当てていたのに対し、ポジティブ心理学は:

  • 人間の強み
  • 幸福(well-being)
  • 最適な機能
  • 人生の繁栄(flourishing)

を科学的に研究し、促進することを目指します。

ポジティブ心理学の3つの柱

①ポジティブな主観的体験

  • 幸福感
  • 楽しみ
  • 満足感
  • フロー体験
  • 希望
  • 楽観主義

②ポジティブな個人特性

  • 性格の強み(VIA分類の24の強み)
  • 才能
  • 興味
  • 価値観

③ポジティブな制度・組織

  • 家族
  • 学校
  • コミュニティ
  • 職場
  • 社会

PERMA理論(セリグマンの幸福理論)

ウェルビーイングを構成する5つの要素:

  • P: Positive Emotion(ポジティブ感情)
  • E: Engagement(エンゲージメント/没頭)
  • R: Relationships(関係性)
  • M: Meaning(意味・目的)
  • A: Achievement(達成)

2. ポジティブ心理療法(PPT)の基本概要

ポジティブ心理療法とは

ポジティブ心理学の知見を治療的介入に応用したものです。主に2つの流れがあります:

①セリグマンらのPPT(Positive Psychotherapy)

  • うつ病などの治療に応用
  • エビデンスベース(実証研究に基づく)
  • 構造化されたプログラム

②ペセシュキアンのPPT(Positive Psychotherapy)

セリグマン派PPTの主な技法

①感謝の訪問(Gratitude Visit)

  • 感謝している人への手紙を書き、直接読み上げる

②3つの良いこと(Three Good Things)

  • 毎晩、その日の良かったことを3つ記録

③強みの特定と活用(Signature Strengths)

  • VIA診断で自分の強みを知る
  • 新しい方法で強みを使う

④積極的・建設的応答(Active-Constructive Responding)

  • 相手の良い知らせに熱心に反応する

⑤最高の自己(Best Possible Self)

  • 理想的な未来の自分を詳細に想像し記述

⑥人生の意味(Meaning in Life)

  • 自分の人生の目的を探求

⑦セイヴァリング(Savoring)

  • ポジティブな経験を味わい尽くす

3. 解決志向との類似点

哲学的類似性

共通要素 解決志向 ポジティブ心理学/療法
ポジティブ焦点 解決・リソース・強み 強み・幸福・最適機能
病理モデルからの脱却 問題より解決 病理より健康
未来志向 望ましい未来を構築 繁栄する未来を創造
クライアントのリソース すでに持っている力 性格の強み・才能
希望志向 変化の可能性を信じる 楽観主義・希望
実用性重視 何が効果的か エビデンスベース

共通する実践原則

①強みベースのアプローチ

解決志向:

「うまくいった時、何をしていましたか?」
「あなたのどんな力が役立ちましたか?」
「それをまたできるとしたら?」

→ 過去の成功から強みを発見

ポジティブ心理療法:

VIA診断で24の強みを測定
「あなたの代表的強みは?」
「その強みを新しい方法で使うには?」

→ 科学的測定で強みを特定

②ポジティブな経験への注目

解決志向:

例外探し
「問題が起きていない時は?」
「少しでも良かった瞬間は?」

→ 問題の隙間を見つける

ポジティブ心理療法:

3つの良いこと
「今日の良かった出来事3つは?」
「なぜそれが起きたのか?」

→ 日常のポジティブを意識化

**③未来の可能性への焦点

解決志向:

ミラクル・クエスチョン
「奇跡が起きたら何が違う?」
「その未来に向けた最初の一歩は?」

→ 望ましい未来を具体化

ポジティブ心理療法:

最高の自己エクササイズ
「1年後の最高の自分は?」
「5年後、10年後は?」
詳細に記述し、そこに向かう

→ 理想的な未来を詳述

4. 重要な相違点

哲学的・理論的相違

①理論基盤の違い

解決志向:

ポストモダン・社会構成主義
- 客観的真実は存在しない
- 現実は対話で構築される
- 個人の主観的意味が重要
- 理論よりも実用性

非理論的アプローチ

ポジティブ心理学:

実証主義・科学的心理学
- 測定可能な現実が存在
- 科学的研究で真実に近づける
- 普遍的な法則を探求
- 理論に基づく実践

理論駆動型アプローチ

②知識の源泉

解決志向:

臨床実践から
↓
「うまくいく方法」を発見
↓
理論化は最小限
↓
実践知重視

ボトムアップ

ポジティブ心理学:

科学的研究から
↓
理論を構築
↓
実証研究で検証
↓
臨床応用

トップダウン

実践上の主要な違い

①アセスメント(評価)

解決志向:

アセスメント(問題分析)はあまり活用しない。
- 問題を特定するテストを使わない。解決策の構築に焦点を当てる。
- スケーリングは主観的なアプローチも採用する
- クライアントの解決への対話が中心
- 「測定」より「対話」

評価を最小化

ポジティブ心理療法:

科学的アセスメント重視
- VIA強み診断
- PERMA測定
- 幸福度尺度
- フロー尺度
- グリット尺度
- 楽観主義テスト

標準化された測定

具体例:

解決志向:

セラピスト: 「1-10のスケールで、今日は何点ですか?」
クライアント: 「6点です」
セラピスト: 「6点なのは何があるから?」

→ 主観的・対話的

ポジティブ心理療法:

セラピスト: 「VIA診断を受けていただきました」
「あなたの上位5つの強みは...」
「科学的研究によると、これらの強みを使うと幸福度が上がります」

→ 客観的・科学的

②介入の構造化

解決志向:

柔軟で非構造的
- 決まったプログラムなし
- クライアントに合わせる
- セッションごとに異なる展開
- マニュアル化されていない

個別化が高い

ポジティブ心理療法:

構造化されたプログラム
- 14週間のプロトコル
- 各セッションのテーマ決定
- 宿題(ホームワーク)が明確
- マニュアル化されている

標準化が高い

PPTの典型的な14週プログラム:

第1-2週: オリエンテーション、強みの特定
第3週: 良い記憶と悪い記憶
第4週: 感謝の訪問
第5週: 積極的・建設的応答
第6週: 強みの活用
第7週: セイバリング(幸福を味わう・楽しむ・感じ取る)
第8-9週: 感謝
第10週: 希望と楽観主義
第11週: フロー
第12週: 意味と目的
第13-14週: 統合とまとめ

解決志向にはこのような固定プログラムはありません。

③宿題(ホームワーク)の性質

解決志向:

クライアント主導
「次回までに何を試してみますか?」
「観察してきてほしいのは...」

提案として提示
必須ではない
クライアントが選択

ポジティブ心理療法:

セラピスト主導
「今週の課題は感謝日記です」
「毎日3つの良いことを記録してください」

構造化された課題
実施が期待される
エビデンスに基づく

④問題・症状への態度

解決志向:

問題を詳しく扱わない
↓
「問題が解決したら?」
↓
症状の意味を問わない
↓
解決構築に直行

問題の最小化

ポジティブ心理療法:

問題も扱う(特にうつ病治療)
↓
ネガティブとポジティブの両方
↓
ポジティブで補完する
↓
バランスの取れたアプローチ

問題とポジティブの統合

具体例: うつ病の場合

解決志向:

「うつの症状が少し軽い時は?」
「何ができている時間は?」
「10点満点で今日は?」

症状そのものは深掘りしない

ポジティブ心理療法:

認知行動療法的要素も含む
↓
ネガティブ思考への対処
↓
加えてポジティブ介入
(感謝、強みの活用など)

両方に取り組む

理論的概念の違い

①「強み」の捉え方

解決志向:

強み = 文脈依存的
- その人が「うまくできたこと」
- 特定の状況で発揮された能力
- 対話の中で発見される
- 分類・測定しない

個別的・状況的

ポジティブ心理学:

強み = 普遍的特性
- VIA24の性格的強み
  (創造性、好奇心、勇敢さ、
   親切心、愛情など)
- 安定した個人特性
- 測定可能
- 普遍的分類

分類学的・測定可能

②「ポジティブ」の意味

解決志向:

ポジティブ = 機能的
「何が効果的か」
「何がうまくいくか」

実用的な良さ

ポジティブ心理学:

ポジティブ = 肯定的感情・状態
「喜び」「感謝」「希望」
「フロー」「意味」

情緒的・経験的な良さ

③変化のメカニズム

解決志向:

変化のメカニズム:
対話による意味の再構成
↓
新しい視点の獲得
↓
行動の変化
↓
さらなる意味の変化

循環的・対話的プロセス

ポジティブ心理療法:

変化のメカニズム:
ポジティブ感情の増加
↓
思考・行動レパートリーの拡大
  (拡張-形成理論)
↓
心理的資源の構築
↓
ウェルビーイングの向上

科学的理論に基づく

拡張-形成理論(Broaden-and-Build Theory): バーバラ・フレドリクソンの理論

ポジティブ感情
↓
思考が広がる(拡張)
↓
新しいスキル・関係を獲得(形成)
↓
持続的な心理的資源となる

エビデンス(証拠)への態度

解決志向:

実践知を重視
「クライアントにとって効果的なら」
研究より臨床実践
エビデンスも蓄積されているが必須ではない

プラグマティック

ポジティブ心理療法:

科学的エビデンス必須
ランダム化比較試験(RCT)
メタ分析
効果量の測定
再現性の検証

科学的厳密性

5. 具体的ケース比較

ケース1: 職場でのストレスとモチベーション低下

40代会社員、仕事にやりがいを感じられず、疲弊している

解決志向カウンセリングのアプローチ

セッション1:
カウンセラー: 「今日、何について話せたら役立ちますか?」
クライアント: 「仕事のモチベーションが...」
カウンセラー: 「モチベーションが上がったら、何が違いますか?」
クライアント: 「朝、会社に行くのが楽になります」
カウンセラー: 「10点満点で、今のモチベーションは?」
クライアント: 「3点くらいです」
カウンセラー: 「0点じゃなくて3点なのは、何があるから?」
クライアント: 「同僚のAさんとの雑談は楽しいです」
カウンセラー: 「過去に5点くらいの時は?」
クライアント: 「新しいプロジェクトを任された時は...」

次回までの観察:
「4点になる瞬間があれば、何が違うか観察してきてください」

特徴:
- 問題の原因を探らない
- クライアントの言葉で展開
- 小さな例外に注目
- 測定は主観的

ポジティブ心理療法のアプローチ

セッション1:
セラピスト: 「まずVIA強み診断を受けていただきました」
「あなたの上位5つの強みは:
 1. 創造性
 2. 好奇心
 3. 親切心
 4. チームワーク
 5. 向学心
です」

「これらの強みを現在の仕事でどの程度使えていますか?」
クライアント: 「ほとんど使えていません...」

セラピスト: 「研究によると、強みを使うと仕事満足度が上がります」
「今週の課題:
 1. 毎日、強みを1つ新しい方法で使う
 2. 3つの良いこと日記をつける
 3. 感謝できることを3つ書く」

セッション2-3:
「PERMA分析をしましょう」
- Positive Emotion: どの程度?
- Engagement: フロー体験は?
- Relationships: 職場の関係性は?
- Meaning: 仕事の意味は?
- Achievement: 達成感は?

「意味(Meaning)が低いようですね」
「あなたの仕事が誰にどんな影響を与えているか考えてみましょう」

特徴:
- 科学的アセスメント
- 構造化されたプログラム
- 理論的説明あり
- 具体的な宿題

ケース2: 軽度のうつ症状

30代女性、気分の落ち込み、意欲低下

解決志向カウンセリング

カウンセラー: 「少しでも気分が良い時間はありますか?」
クライアント: 「朝、コーヒーを飲んでいる時は少し...」
カウンセラー: 「その時、何が違いますか?」
クライアント: 「静かで、自分の時間という感じです」
カウンセラー: 「他にそういう時間を作れそうですか?」

「10点が『完全に元気』、0点が『最悪』だとすると?」
クライアント: 「今日は4点です」
カウンセラー: 「0点じゃないのは何のおかげ?」
クライアント: 「友人が気にかけてくれて...」
カウンセラー: 「5点になったら何が見える?」

焦点:
- 症状の軽い瞬間
- 小さな改善
- すでにできていること
- 次の小さな一歩

ポジティブ心理療法

14週プログラム:

第1-2週:
- うつ症状のアセスメント(BDI-II等)
- VIA強み診断
- 治療構造の説明

第3週:
「ポジティブな記憶とネガティブな記憶について」
課題: 早期の良い記憶を詳しく書く

第4週:
「感謝の訪問」
課題: 感謝している人への手紙を書き、訪問して読む

第5-6週:
「強みの活用」
課題: 代表的強みを毎日新しい方法で使う

第7-8週:
「感謝日記」
課題: 毎日3つの良いことを記録

第9-10週:
「楽観主義と希望」
課題: 最高の未来の自己を書く

第11週:
「フロー体験」
課題: フローを経験できる活動を見つける

第12週:
「人生の意味」
課題: 自分の人生の意味を探求

特徴:
- 症状測定を継続
- エビデンスベースの介入
- 構造化されたプログラム
- 心理教育を含む

6. 研究とエビデンス

解決志向カウンセリングの研究

エビデンスの特徴:

  • 効果研究は存在するが、メタ分析では中程度の効果
  • プロセス研究(どのように変化が起きるか)は限定的
  • 実践知の蓄積が中心
  • RCTは比較的少ない

強み:

  • 様々な問題に広く適用可能
  • 短期間で効果
  • クライアント満足度が高い

課題:

  • 作用機序が不明確
  • 標準化が難しい
  • 重度の精神疾患へのエビデンス不足

ポジティブ心理療法の研究

エビデンスの特徴:

  • 多数のRCT(ランダム化比較試験)
  • メタ分析で効果確認
  • 特にうつ病への効果が実証されている
  • 作用機序の研究が進んでいる

代表的研究:

  • セリグマンら(2006): PPTがうつ病に効果
  • シン&セリグマン(2007): オンライン介入の効果
  • メタ分析: ポジティブ介入の全般的効果

強み:

  • 科学的根拠が強固
  • 効果のメカニズムが説明できる
  • 予防的介入としても有効

課題:

  • 文化差の影響
  • すべての介入が等しく効果的ではない
  • 個別化の難しさ

7. 批判と論争

解決志向への批判

①理論的基盤の弱さ

  • 「なぜ効くのか」の説明不足
  • 科学的検証が不十分

②表面的との批判

  • 深い問題を扱わない
  • 症状の意味を無視

③過度の楽観主義

  • 現実の困難を軽視するリスク

ポジティブ心理学への批判

①「ポジティブ専制主義」

  • ネガティブ感情を抑圧するリスク
  • 「ポジティブであるべき」という圧力

②文化的偏向

  • 西洋的・個人主義的価値観
  • 幸福観の文化差を無視

③社会構造の無視

  • 個人の努力を過度に強調
  • 貧困・差別などの社会問題を軽視

④測定への過信

  • 数値化できないものの軽視
  • 質的側面の無視

⑤「幸福産業」化

  • 商業主義との結びつき
  • 安易な自己啓発化

両者への共通批判

①ネガティブの軽視 どちらも「ポジティブ」に焦点を当てるあまり、苦痛や悲しみの重要性を見落とすリスクがあります。

②個人主義的 社会的・構造的問題を個人の問題に還元する傾向があります。


8. 統合の可能性

相互補完的な側面

実際には、両方の要素を統合する実践家が増えています。

統合例:

解決志向の対話スタイル
+
ポジティブ心理学の介入技法

=
柔軟で科学的根拠のあるアプローチ

具体的統合:

セッションの流れ(解決志向)
1. クライアントの目標確認
2. 対話を通じた探索
3. 小さなステップの設定

使用する技法(ポジティブ心理学)
- 強み診断(VIA)で客観的データ
- 感謝日記などのエビデンスある介入
- PERMAでの構造的理解

結果:
- 対話的で個別化された(SF的)
- 科学的根拠がある(PP的)
アプローチ

実践上の統合戦略

①アセスメント段階:

PP: VIA強み診断を実施
SF: 「これまでどんな強みを発揮してきましたか?」(対話で探索)

両方を使って多角的に理解

②介入段階:

SF: クライアント主導の目標設定
PP: エビデンスある具体的介入を提案

クライアントの主体性 + 科学的効果

③測定段階:

SF: スケーリング(主観的)
PP: 標準化尺度(客観的)

両方で変化を捉える

9. どちらを選ぶべきか?

実践者の視点

解決志向が適している場合:

  • 柔軟な対応が求められる
  • クライアントのペースを最重視
  • 構造化を好まないクライアント
  • 短期間での問題解決が目標
  • 幅広い問題に対応したい

ポジティブ心理療法が適している場合:

  • うつ病など特定の症状がある
  • 構造化されたアプローチを好む
  • 科学的根拠を重視する
  • 宿題に取り組める環境
  • 予防・教育的介入

統合的アプローチが適している場合:

  • 両方の良さを活かしたい
  • クライアントに応じて柔軟に
  • 研究と実践の両方を大切にしたい

クライアントの視点

解決志向を好む人:

「過去を掘り下げたくない」
「自分のペースで進めたい」
「具体的な解決策がほしい」
「診断や測定は抵抗がある」

ポジティブ心理療法を好む人:

「科学的根拠が知りたい」
「明確なプログラムがあると安心」
「宿題に取り組むのが好き」
「自己理解を深めたい」

10. 総合比較表

要素 解決志向 ポジティブ心理学/療法
理論基盤 社会構成主義 科学的心理学
発展時期 1980年代 1998年以降
主な創始者 ド・シェイザー セリグマン
知識の源 臨床実践 科学的研究
アセスメント 最小限・主観的 標準化・客観的
構造化 柔軟・非構造的 構造化・プログラム化
強みの捉え方 文脈依存・個別 普遍的・分類学的
介入技法 質問中心 多様な技法
宿題 提案的・選択的 構造化・期待される
エビデンス 中程度 強固
適用範囲 広範囲 やや限定的
学習しやすさ 学びやすい より複雑
文化的配慮 高い(対話的) 課題あり

11. 最新の動向

第三世代の認知行動療法との融合

両アプローチとも、マインドフルネス、ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)などと統合される傾向があります。

ウェルビーイング・セラピーの台頭

問題解決だけでなく、ウェルビーイングの向上を目指す統合的アプローチが増えています。

デジタル介入

両方ともオンライン・アプリでの提供が進んでいます:

  • 解決志向: チャットボット、オンラインカウンセリング
  • ポジティブ心理学: アプリ(Happify, Superbet ter等)

まとめ

解決志向カウンセリングポジティブ心理学/療法は、どちらも「ポジティブ」「強み」に焦点を当てているのが特徴です。

一般社団法人ポジティブ心理カウンセラー協会の講座では,解決志向アプローチとポジティブ心理学を統合した手法を活用しています。

投稿者プロフィール

徳吉陽河
徳吉陽河監修者:一般社団法人ポジティブ心理カウンセラー協会 代表理事
徳吉陽河(とくよしようが)は、ポジティブ心理学、ポジティブ心理カウンセラー協会の創設者の一人であり、日本・世界のおけるコーチング心理学のパイオニア。ポジティブ心理療法士、コーチング心理士、公認心理師・キャリアコンサルタント、認定心理士(心理調査)、として教育・医療・福祉・産業分野で活動する専門家。東北大学大学院博士後期課程で研究し、国際コーチング心理学会、国際ポジティブ心理学会など、世界で学び、研究を発表。著書に『ポジティブ大全』『科学的に正しい脳を活かす「問いのコツ」 結果を出す人はどんな質問をしているのか?』『コーチング心理学ガイドブック』『コーチング心理学ハンドブック』などの翻訳書などがあり、科学的なエビデンスと物語(ナラティブ)に基づくコーチングとウェルビーイング教育を推進している。累計4000名のコーチ、カウンセリング実績」(ワークショップを含む)、「累計6000回以上のセミナー実績」以上の実績がある。国土交通省 航空保安大学講師、元東北文化学園大学講師、元仙台医療センター看護学校講師、元若者サポートセンター講師、教育機関、海外・国外の法人企業などで講師を担当実績がある。座右の銘は、「我以外皆我師」、失敗・挫折もたくさんしており、「万事塞翁が馬」大切にしている。「自己肯定感が低いからこそ成長できる」ことを大切にしている。

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