協会マーク一般社団法人ポジティブ心理カウンセラー協会 協会公式サイト講座・イベント資格ガイド法人研修
総合ハラスメント対策研修「知っている」だけでなく「できる」へ

ポジティブ心理学 × ポジティブ心理療法 × 総合ハラスメント対策

2026年10月1日施行:カスハラ・求職者等セクハラの防止措置が事業主の義務に

ハラスメント対策研修|「知っている」だけでなく「できる」へ

ハラスメントを「なくす」だけでは、職場はよくなりません。パワハラ・セクハラ・カスハラ・マタハラから、心理的安全性・レジリエンス・対話・再発防止まで。安全・尊重・希望・対話のある職場へ、知識を行動に変える総合ハラスメント研修です。

ひとことで言うと

当協会のハラスメント対策研修は、法令と定義を「知っている」状態を土台に、言い方・聴き方・止め方・支え方を職場で「できる」状態まで練習する、ポジティブ心理学・ポジティブ心理療法にもとづく研修です。

パワハラセクハラカスハラマタハラ・パタハラ求職者等セクハラSOGIハラ心理的安全性管理職研修相談窓口研修

このサイトがめざす「知っている」だけでなく「できる」へ

知っている(土台になる知識)

  • パワハラの定義と6つの類型を言える
  • カスハラ対策が義務化されたことを知っている
  • 「相談窓口がある」ことは知っている

できる(職場で行動に移せる)

  • 厳しい指導を、人格ではなく行動への具体的なフィードバックとして伝えられる
  • 顧客の怒りを受け止めつつ、受け入れられない要求には境界線を引ける
  • 相談を受けたとき、二次被害を生まずに本人の希望と選択肢を確認できる

このサイトの運営・監修

一般社団法人ポジティブ心理カウンセラー協会

ポジティブ心理学・ポジティブ心理療法・レジリエンス・マインドフルネスなど、国際的な研究にもとづく心理学を、人生や仕事で「できる」実践に変える講座と研修を行っています。合言葉は「心に聴く、心に響く、心に効く」。

2026年10月1日から、何が変わったのですか?

改正労働施策総合推進法等(令和7年法律第63号)の施行により、カスタマーハラスメントと求職者等に対するセクシュアルハラスメントの防止のための雇用管理上の措置が、事業主の義務になりました[1]。これで職場のハラスメントは、パワハラ・セクハラ・妊娠出産育児介護に関するハラスメントに加え、顧客等からの言動と、採用・インターンシップの場面までが対策の対象になります。

求められること

  • 方針の明確化と周知・啓発
  • 相談体制の整備
  • 事後の迅速かつ適切な対応
  • 抑止のための措置(カスハラ)
  • プライバシー保護と不利益取扱いの禁止

職場の現状(令和5年度調査)

過去3年間にハラスメントを受けた人の割合は、パワハラ19.3%、カスハラ10.8%、セクハラ6.3%。前回より減った一方で、カスハラの相談は増加傾向にあります[2]。

研修で押さえたいこと

義務化への対応は「規程をつくる」だけでは終わりません。方針を言葉で伝え、相談を受け、境界線を引く──これを現場の一人ひとりが実際にできることが、制度を生きたものにします。

法律と厚生労働省の指針をくわしく見る →

こんな課題はありませんか?

管理職が指導をためらう

「パワハラと言われるのが怖い」と、必要な注意まで避けてしまう。

相談窓口が機能していない

窓口はあるのに相談が来ない。来ても、どう聴けばよいかわからない。

カスハラ対応が個人任せ

現場の担当者が一人で抱え込み、心が消耗して離職につながる。

研修が「毎年同じ話」になっている

定義と事例を聞いて終わり。翌日の職場は何も変わらない。

被害のあとのケアがない

対応は終わったが、本人の不安や職場の気まずさが残ったまま。

冗談や「いじり」の線引きが曖昧

悪気のない言動が、誰かを傷つけ続けている。

なぜ「知っている」だけでは、ハラスメントは減らないのですか?

研修の効果を集めて分析した研究では、研修で知識は大きく伸びる一方、職場での行動に移る効果は小さいことがわかっています[3]。傍観者として止める練習をしても、職場の後押しがないと、2か月後には「やろう」という気持ちが下がっていくことも報告されています[4]。研究者自身が「研修は必要だが、それだけでは足りない」とまとめています[5]。

図:ハラスメント研修の効果の大きさ(セクシュアルハラスメント研修のメタ分析[3]を、当協会が言葉の大きさで図にしたもの。棒の長さは目安)

教訓:知識は行動の土台。でも、知識を増やすだけでは行動は変わらない。

現場での活かし方:研修の時間の半分以上を「言い方の練習」にあて、研修後に職場で試し、2週間後と2か月後に振り返る。

当協会の研修は、この「知っている」と「できる」の間を埋めることを目的に設計しています。

ハラスメント対策・心理的安全性・ポジティブ心理学は、どう違うのですか?

マイナスを防ぐ・ゼロを安定させる・プラスを育てる ハラスメント対策はマイナスを防ぎ、心理的安全性は安心の土台をつくり、ポジティブ心理学はプラスを育てる。3つを重ねるのが総合ハラスメント対策。 −(マイナス)0(ゼロ)+(プラス) ハラスメント対策してはいけない言動を防ぐ(法令・方針・相談・事後対応) 心理的安全性質問・相談・異論を安心して言える土台 ポジティブ心理学強み・希望・関係性・回復力を育てる
図:「マイナスを防ぐ × ゼロを安定させる × プラスを育てる」。3つを重ねるのが当協会の考える総合ハラスメント対策です。
ハラスメント対策心理的安全性ポジティブ心理学
目的してはいけない言動を防ぐ安心して発言・相談できる強み・希望・回復力を育てる
方向マイナスを防ぐゼロ(土台)を安定させるプラスを育てる
研修での問い何をしてはいけないか何を言っても大丈夫かこれからどうしたいか
単独の限界「禁止」だけでは萎縮が起きるルールがないと守れない安全がないと届かない

3つは競合ではなく、重ねて使うものです。安全の土台がないところでポジティブ心理学を使うと、つらさを抱えた人に前向きさを押しつける危険があります。だからこそ、SAFE(守る)を先に、HOPE(育てる)をその上にという順番で考えます。

SAFE-HOPEモデルとは何ですか?

SAFE-HOPEモデルは、ハラスメントを防ぐ4要素(SAFE)と、職場をより良くする4要素(HOPE)を一つにつないだ、当協会が提案する実務モデルです。研修では、8つの要素ごとに「職場でできる行動」を練習します。

SAFE-HOPEモデルの全体図 左の4要素SAFE(安全・気づき・公正・共感)でハラスメントを防ぎ、右の4要素HOPE(希望・選択肢・心理的資源・主体性)で職場をより良くする。 SAFE | 守る(マイナスを防ぐ) HOPE | 育てる(プラスを育てる) SSafety安全を守るAAwareness気づくFFairness公正・尊重EEmpathy理解と対話HHope希望OOptions選択肢PPositive Resources心理的資源EEmpowerment主体性 安全を守り、希望をつくる ── 「知っている」だけでなく「できる」へ、8つの行動
図:SAFE-HOPEモデル(当協会が提案する実務モデル。検証は研究中)

SSafety|安全を守る

身体的・心理的な安全、相談できる環境、ルールと境界線

AAwareness|気づく

自分の言動・感情・思い込み・立場の力に気づく

FFairness|公正・尊重

立場にかかわらず尊厳を守り、公平に扱う

EEmpathy|理解と対話

傾聴・視点取得・アサーティブな伝え方

HHope|希望

「これからどうしたいか」を一緒に描く

OOptions|選択肢

対応を一つに決めつけず、複数の道を用意する

PPositive Resources|心理的資源

強み・レジリエンス・自己効力感・支えてくれる人

EEmpowerment|主体性

本人とチームが自分で動ける状態をつくる

LEVEL 1|Protect 守る

法令・方針・相談・境界線・初期対応

LEVEL 2|Relate つながる

傾聴・アサーション・感情調整・心理的安全性

LEVEL 3|Grow 育てる

強み・希望・レジリエンス・ウェルビーイング

SAFE-HOPEモデルをくわしく見る(既存研究・実務モデル・仮説の区別つき)→

どんな研修内容ですか?

Module 1 最新動向と法令

パワハラ・セクハラ・カスハラ・求職者等セクハラと、2026年の義務化

Module 2 なぜ起こるのか

立場の力・思い込み・感情・ストレス・コミュニケーション

Module 3 SAFEモデル

安全・気づき・公正・共感の4つの行動

Module 4 「できる」対話スキル

傾聴・アサーション・フィードバック・境界線

Module 5 HOPEモデル

希望・選択肢・強み・回復力・エンパワメント

Module 6 ケース演習

上司→部下/同僚/顧客→従業員/部下→上司/オンライン

対象研修で「できる」ようにすること
経営層方針を自分の言葉で語り、相談した人を守る判断ができる
管理職指導とハラスメントを区別し、行動に焦点を当てたフィードバックができる
一般社員冗談やいじりの線引きに気づき、困っている人に声をかけられる
相談窓口・人事二次被害を生まずに聴き、本人の希望と選択肢を整理できる
接客担当顧客の感情を受け止めつつ、受け入れられない要求に境界線を引ける

研修プログラムの詳細・進め方・費用の決まり方を見る →

ポジティブ心理学・ポジティブ心理療法は、ハラスメント対策の何を変えるのですか?

向かい合って落ち着いて話す二人
Photo: Amy Hirschi / Unsplash

ポジティブ心理療法は、問題や症状だけでなく、その人の強み・意味・つながりにも目を向けるアプローチです[9]。ポジティブ心理学の介入は、ウェルビーイングを小〜中程度高め、ストレスや不安を和らげることが多くの研究で示されています[8]。

ハラスメント対策に活かすと、たとえば相談対応で「何がつらかったですか?」と聴くだけでなく、安全を確保したうえで「これまでどう乗り越えてきましたか?」「今、どんな支えがあれば少し安心できますか?」と、回復の資源を一緒に探せるようになります。

ただし「ポジティブに考えましょう」とは言いません。ネガティブな感情を否定せず、安全を確保したうえで、強み・希望・支えを回復させる。これが当協会の立場です。

組織の側でも、相談した人を守り、透明に対応する「組織の勇気」が、被害を受けた人の健康と組織への信頼を支えることが報告されています[10]。礼節(シビリティ)を育てる職場ぐるみの取り組みで、人間関係や欠勤が改善した例もあります[7]。

相談対応と回復支援を見る → 「できる」対話の具体例を見る →

なぜポジティブ心理カウンセラー協会のハラスメント研修なのですか?

合言葉は「心に聴く、心に響く、心に効く」。

一般的な研修は「定義を知る」ことに時間を使いがちです。当協会は、心理的安全性を土台に、傾聴・質問・提案・フィードバック・伝え方というコミュニケーション能力の開発に焦点を当て、一般的なハラスメント研修が扱わないポジティブ心理学・ポジティブ心理療法も活用します。「知っている」と「実際にできる」は別のもの。だから当協会の研修は、聞くだけで終わらず、必ず練習します。

専門性と経験

ポジティブ心理学・レジリエンス・マインドフルネス・認知行動療法など、複数の心理学的アプローチを統合した講座と研修を、企業・医療・教育・行政の現場で実施してきました。

国際性と信頼性

国際的な機関・研究者と連携し、世界で学ばれている知見を、日本の職場と文化に合わせて調整しています(アダプティブ・アプローチ)。研究の根拠と限界は、同じ基準で開示します。

実践とフォローアップ

誰も落とさない・潰さない。再受講制度とフォローアップで、研修後も「できる」まで伴走します。すべての人にカウンセリングのマインドと技術を。

当協会の資格・講座は民間資格です。民間だからこそ、国際的な研究動向や時代のニーズ(今回の義務化など)をいち早く研修内容に反映でき、国家資格の学びとも組み合わせて相乗効果を生み出せます。

開催中の講座・イベントを見る ↑ 協会のイベントサイトへ →

参考文献・出典

  1. 厚生労働省「職場におけるハラスメントの防止のために(セクシュアルハラスメント/妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメント/パワーハラスメント/カスタマーハラスメント/求職者等に対するセクシュアルハラスメント)」 公式資料
  2. 厚生労働省 広報誌「厚生労働」2024年12月号:令和5年度 職場のハラスメントに関する実態調査の結果 公式資料
  3. Roehling, M. V., et al. (2021). The effects of sexual harassment training on proximal and transfer training outcomes: A meta-analytic investigation. Personnel Psychology. doi:10.1111/peps.12492
  4. Kuntz, J. C., et al. (2022). Does bystander intervention training work? When employee intentions and organisational barriers collide. Journal of Interpersonal Violence. doi:10.1177/08862605221104530
  5. Perry, E. L., et al. (2019). Sexual harassment training: Often necessary but rarely sufficient. Industrial and Organizational Psychology. doi:10.1017/iop.2019.15
  6. Dobbin, F., et al. (2019). The promise and peril of sexual harassment programs. PNAS. doi:10.1073/pnas.1818477116
  7. Leiter, M. P., et al. (2011). The impact of civility interventions on employee social behavior, distress, and attitudes. Journal of Applied Psychology. doi:10.1037/a0024442
  8. Carr, A., et al. (2020). Effectiveness of positive psychology interventions: A systematic review and meta-analysis. The Journal of Positive Psychology. doi:10.1080/17439760.2020.1818807
  9. Hoppen, T. H., et al. (2021). Efficacy of positive psychotherapy in reducing negative and enhancing positive psychological outcomes: A meta-analysis of randomised controlled trials. BMJ Open. doi:10.1136/bmjopen-2020-046017
  10. Smidt, A. M., et al. (2023). Institutional courage buffers against institutional betrayal, protects employee health, and fosters organizational commitment following workplace sexual harassment. PLOS ONE. doi:10.1371/journal.pone.0278830

よくある質問

ハラスメント対策研修とは何ですか?

パワハラ・セクハラ・カスハラなどを防ぎ、起きたときに適切に対応するための研修です。当協会の研修は、法令や定義を「知っている」だけでなく、職場で「できる」ようになることを目標に、ポジティブ心理学・ポジティブ心理療法の知見を活かした対話の練習を中心に組み立てています。

2026年10月1日から何が義務化されましたか?

改正労働施策総合推進法等により、カスタマーハラスメント(顧客等からの著しい迷惑行為)と、求職者等に対するセクシュアルハラスメントの防止のために、事業主が雇用管理上必要な措置を講じることが義務になりました。方針の明確化と周知・啓発、相談体制の整備、事後の迅速かつ適切な対応などが求められます。

ポジティブ心理学でハラスメントはなくなりますか?

ポジティブ心理学だけでハラスメントがなくなるわけではありません。法令にもとづく方針・相談体制・事後対応が土台です。そのうえで、対話・強み・希望・回復力を育てるポジティブ心理学の知見は、ハラスメント対策を「禁止」で終わらせず、より良い職場づくりにつなげる補完的な役割を果たします。

「ポジティブに考えよう」と被害者に言う研修ですか?

いいえ、正反対です。被害を受けた人に前向きさを求めることは二次被害になりえます。当協会の研修は、つらさや怒りを否定せず、まず安全を確保したうえで、その人の強み・支え・これからの希望を一緒に取り戻すことを大切にします。

「知っている」だけでなく「できる」とはどういう意味ですか?

研修で定義や法律を学ぶと知識は大きく伸びますが、職場での行動はそれほど変わらないことが研究で示されています。そこで、知識を土台にしたうえで、実際の言い方を練習し、職場で試し、振り返る仕組みまでを研修に組み込んでいます。

どんな対象者に向けた研修がありますか?

経営層・管理職・一般社員・相談窓口担当者・人事担当者・接客担当者などです。対象者ごとに、身につけたい「できる」行動を変えて設計します。

オンラインでも受講できますか?

はい。オンライン(Zoom等)・対面・ハイブリッドのいずれにも対応します。90分のセミナーから、2日間の実践研修、数か月のフォローアップつきプログラムまで調整できます。

費用はどのくらいですか?

対象人数・時間・回数・事前診断やフォローアップの有無によって変わるため、ご相談のうえでお見積りします。お問い合わせ・お見積りは無料です。

心に聴く、心に響く、心に効く

「知っている」だけでなく「できる」へ。職場に合わせて研修を設計します

管理職研修・全社員研修・相談窓口担当者研修・接客担当者研修。オンライン/対面、90分から2日間まで。まずは課題をお聞かせください。