組織的マタリング尺度日本語版(職場での重要感):組織での自己肯定感・診断テスト 組織心理学
組織的マタリング尺度(OMS)診断
職場での「重要感」をやさしくチェック
職場で「自分の仕事は認められ、組織に影響を与えている」と感じられているかを、7つの質問で振り返る無料の心理テストです。結果は良し悪しを決めるものではなく、働きがいを育てるヒントとして使えます。
「知っている」から「できる」へ。合言葉は「心に聴く、心に響く、心に効く」。
- 組織的マタリングとは、「自分の存在や仕事が、組織の中で大切にされ、価値を生んでいる」という感覚のことです。
- この尺度は「承認・認識(他者からの評価)」と「達成感(自分の貢献の実感)」の2つの要素を、全7問・5段階で測ります。
- 研究では、職場での重要感は働きがい(ワーク・エンゲイジメント)や幸福感と結びつくことが示されています。
- 承認と達成感はどちらか一方だけでなく、バランスよく育てることが大切です。
- 結果はブラウザ内だけで処理され、個人の利用は無料です。医学的な診断ではありません。
- 当協会の認定資格は民間資格ですが、国際学会の新しい研究や時代のニーズを先取りして講座にし、独自に研究・実践を重ねています。公認心理師・看護師・キャリアコンサルタントなどの国家資格と組み合わせると、相乗効果(シナジー)が生まれます。
組織的マタリング(職場での重要感)とは?
マタリング(Mattering)とは、心理学で「自分の存在が誰かにとって大切だ」と感じられることを指す言葉です。このテストでは、その感覚を「組織」という場面にしぼって測ります。
ポイントは、ただ「その会社に所属している」という感覚とは違うことです。自分の努力が認められ、自分の仕事が組織の成功や運営に影響を与えている——そう実感できているかどうかに注目します。
ひとことで言えば「この職場で、自分はちゃんと役に立っていて、それが周りにも伝わっている」という感覚。それが組織的マタリングです。
この診断で測る2つの要素とは?承認と達成感
- 承認・認識(他者評価):組織や同僚から、自分の仕事が評価され、認められているという感覚。質問例「同僚は、私の仕事をとても評価してくれる」
- 達成感(自己貢献感):自分の仕事が組織の成功や運営に確かな影響を与えているという実感。質問例「私の仕事は、私の組織の成功に貢献している」
結果レポートでは、総合点(35点満点)に加えて、縦軸を「承認」、横軸を「達成感」とした4象限マップで、いまの自分の位置を確かめられます。たとえば「達成感は高いのに承認が少ない」なら、貢献を周りに伝える工夫や、上司との対話がヒントになります。
なぜ職場での重要感が大切なの?
「自分は組織にとって大切な存在だ」と感じられると、人は自分の役割に意義を感じやすくなります。研究では、重要感が高い人ほど仕事への活力・熱意・没頭(ワーク・エンゲイジメント)が高く、人生の満足度や自尊感情とも関連することが報告されています。
反対に、この感覚が足りないと、無力感や孤立感をいだきやすく、燃え尽き(バーンアウト)につながりやすいと考えられています。また、他者からの「承認」と自分の「達成感」がバランスよく満たされたときに、働きがいが最も高まりやすいことも示唆されています。
重要感は「自己満足」ではありません。働く人の心の健康を守り、持続的な成長を支えるエネルギー源です。だからこそ、本人の努力だけでなく、上司・同僚の関わり方や、安心して話せる職場(心理的安全性)が大切になります。
具体例:職場の重要感はどう高まる?
重要感は、日々のちょっとした言葉や仕組みで変わります。よくある場面で考えてみましょう。
- 場面
- 成果は出しているのに、若手社員が「自分の仕事は誰にも見られていない」と感じ、意欲が下がっている(達成感は高いが承認が低い)。
- 関わり方
- 上司が1on1で、仕事の結果がチームやお客さまにどう役立ったかを具体的に伝え、「どの工夫がよかったと思う?」と質問する。
- 期待される変化
- 自分の貢献が周りに届いていると実感でき、承認と達成感のバランスがとれて意欲が戻ってくる。
- 場面
- 部署全体で「頑張っても報われない」という声が増え、離職の相談が続いている。
- 関わり方
- 組織的マタリング尺度をチームで実施し、結果を責める材料にせず、「承認」と「達成感」のどちらを補うとよいかを対話のテーマにする。
- 期待される変化
- 感謝や貢献を伝え合う時間が定着し、「この職場で大切にされている」という感覚が少しずつ育つ。
- 場面
- 看護師や介護職が、忙しさの中で「自分の仕事が組織の役に立っているのか」わからなくなっている。
- 関わり方
- 申し送りの最後に「今日、あなたの関わりで助かったこと」を一言ずつ伝え合う。役割を任せた理由も言葉にする。
- 期待される変化
- 目の前の業務が組織全体の質につながっていると感じられ、燃え尽きを防ぐ支えになる。
結果をどう活かす?重要感を育てる5つのヒント
- 自分の貢献を書き出す:今週の仕事が「誰の、何に」役立ったかを3つ書きます(達成感を育てる)。
- 貢献を周りに伝える:結果報告に「この工夫で〇〇が改善しました」と一言添えます(承認を受け取りやすくする)。
- 人の貢献に気づいて伝える:同僚の仕事の「何が、どう助かったか」を具体的に言葉にします。重要感は与えると増えます。
- 上司と期待をすり合わせる:1on1で「自分の役割は組織にどうつながっているか」を確認します。
- 結果を責める材料にしない:点数が低い部分は「いま支えが必要なところ」と捉え、対話のきっかけにします。
組織的マタリング尺度(OMS)診断を受けてみる(無料)
全7問、1〜5の5段階で答えるとすぐに結果が表示されます。結果はブラウザ内でのみ処理され、外部には送信されません。点数は良し悪しではなく、働きがいを育てるヒントとしてご活用ください。
組織における重要感尺度
(OMS)診断
このテストは、「成長・発展・学び」をコンセプトにした、心理学およびデータ解析に基づく心理尺度です。ポジティブ心理学・コーチング心理学・心理的安全性の知見を踏まえ、すべての回答に対してポジティブなフィードバックを提供します。 結果の良し悪しを評価するものではありませんので、リラックスしてご回答ください。
この尺度は、組織において「自分の存在や行動が影響を与え、価値を生んでいる」という感覚(Mattering:マタリング)を測定するためのものです。単なる所属感を超え、あなたがチームや組織の中でどれほど重要な役割を果たしていると感じているかを可視化します。
以下の各項目について、ご自身の状態に最も当てはまる番号を選択してください。
OMS診断 結果レポート
【人間中心のフィードバック】
この結果は、あなたが現在どのように感じているかを映し出す一つの鏡にすぎません。結果がどのようなものであれ、最も重要なのは「あなた自身がどうありたいか」です。私たちは、AIによる分析よりも、あなたの人間としての尊厳や心理的安全性を大切にしたいと考えています。
最終的に意思決定を行い、行動していくのはあなた自身です。どうかこの結果を、ご自身を縛るものではなく、未来に向けた成長と学びのための優しいヒントとしてご活用ください。
📝 結果の保存とAI活用(プロンプト自動生成)
あなたのOMSスコア
総合点 (Total Score)
| 因子 | 得点 | 平均(M) | 判定 |
|---|
質問項目別 レーダーチャート
各質問(Q1〜Q7)への回答状況を可視化しています。
広がりが大きいほど、重要感を強く感じています。
マタリング 4象限マップ
縦軸が「承認(他者評価)」、横軸が「達成感(自己貢献)」を示します。
赤いポイントがあなたの現在位置です。
「マタリング(Mattering)」とは?
マタリングとは、心理学において「人が自分の存在を大切だと感じられること」を意味する重要な概念です。組織の文脈においては、単に「その組織に所属している」という感覚を超え、以下の2つの要素から成り立っています。
- 承認・認識(Recognition): 他者から自分の努力や成果が正当に評価され、認められているという感覚。
- 達成感(Achievement): 自分の仕事が組織の成功や運営に確かな影響を与え、価値を生み出しているという実感。
この2つが満たされると、人は自分の役割に深い意義を感じ、エンゲージメント(働きがい)が飛躍的に高まります。また、困難な状況を乗り越えるレジリエンス(精神的回復力)や、全体的なウェルビーイング(心身の幸福)も向上することが研究で示されています。逆に、これらの感覚が不足すると、無力感や孤立感を抱きやすくなり、バーンアウト(燃え尽き症候群)のリスクが高まることが知られています。
本テストを通じて、あなたが組織内でどのような価値を感じ、あるいはどのようなサポートを必要としているのかを探り、未来志向の働き方を支えるポジティブな気づきの機会となれば幸いです。
研究データから見る「重要感(マタリング)」のポジティブな力
日本国内の約5,000名(平均年齢36歳)を対象とした大規模な調査 により、重要感(マタリング)が私たちの心身に及ぼすポジティブな影響が科学的に確認されています。
1. 幸福感や仕事への熱意(ワークエンゲイジメント)との強いつながり
重要感が高い人ほど、仕事への活力、熱意、没頭(ワークエンゲイジメント)が非常に高いことが示されています(相関係数 .73)。また、人生の満足度や幸福感、自尊感情とも強い正の関連があり、ネガティブな情報に振り回されにくくなる傾向があります。
2. 「承認」と「達成」のバランスが引き出す相乗効果
データ分析(応答曲面分析)によると、他者からの「承認」と、自分自身の「達成感」の両方がバランス良く満たされたときに、仕事へのエンゲージメントが最も高まることが示唆されています。どちらか一方が高すぎても飽和状態となりやすいため、この2つをバランス良く育てることが持続可能なやりがいにつながります。
3. ポジティブな性格特性との関連
重要感は、誠実性、外向性、開放性といったポジティブな性格特性と結びついており、一方で不安や緊張といった神経症的傾向を和らげる働きがあることがわかっています。
このように、あなたが「自分が組織にとって大切な存在だ」と感じることは、単なる自己満足ではなく、あなた自身のウェルビーイング(心身の健康と幸福)を守り、持続可能な成長を促すための重要なエネルギー源となるのです。
総合的な分析結果
各因子の詳細な解説
留意点:このテスト結果は自己理解を深めるための一つのツールであり、すべてを決定づけるものではありません。結果は参考として活用し、他者との対話や日々の行動を振り返ることが大切です。また、このテストは心理学・統計学に基づくものであり、医学的な診断とは異なります。あくまでも行動の指針として参考にしてください。
引用・参考文献:
・Reece, A., et al. (2021). Mattering is an indicator of organizational health and employee success. The Journal of Positive Psychology, 16(2), 228-248.
・Schaufeli, W. B., et al. (2019). An ultra-short measure for work engagement: The UWES-3 validation across five countries. European Journal of Psychological Assessment, 35, 577-591.
・Gosling, S. D., et al. (2003). A very brief measure of the Big-Five personality domains. Journal of Research in Personality, 37, 504-528.
・徳吉陽河(2024). 科学的に正しい脳を活かす「問いのコツ」 結果を出す人はどんな質問をしているのか? 総合法令出版
・徳吉陽河(2023). ポジティブ大全 総合法令出版
・コーチング心理学ガイドブック 北大路書房
・一般社団法人コーチング心理学協会資料
・一般社団法人ポジティブ心理カウンセラー協会資料
研究からわかること(やさしい解説)
職場での重要感(マタリング)と働き方の関係については、国内外で研究が進んでいます。やさしくまとめると、次のとおりです。
| 取り組み | 効果の目安 | 教訓 | 現場での活かし方 |
|---|---|---|---|
| 職場での重要感と働きがい | 効果:中〜高 | 「組織にとって大切な存在だ」と感じる人ほど、仕事への熱意や没頭が高い傾向がある。 | 1on1で、仕事が組織やお客さまに与えた影響を具体的に伝える。 |
| 承認と達成感のバランス | 効果:中 | 認められることと、自分で貢献を実感することの両方がそろうと働きがいが高まりやすい。 | 評価面談で「周りからの評価」と「本人が感じる手応え」の両方を聴く。 |
| 感謝や貢献を伝え合う取り組み | 効果:小〜中 | 具体的な感謝は、伝える側と受け取る側のつながりを強める。 | 朝礼や会議の最後に、貢献を伝え合う短い時間をつくる。 |
効果の目安は、これまでの研究をまとめた結果をもとに「小・中・高」の3段階で表しています。効果には個人差があり、すべての人に同じように当てはまるわけではありません。
書き込みワーク:職場でのわたしの重要感を見つめる
診断の結果を思い出しながら、職場での「承認」と「達成感」を振り返ってみましょう。部下や同僚と対話するときは「コーチモード」に切り替えてください。
入力内容はこの端末のブラウザにだけ保存され、外部には送信されません。
シリーズ:マタリング(大切にされている感覚) 関連する記事をまとめて読めます。
- マタリング(Mattering)とは?意味と高め方をわかりやすく
- マタリングはなぜ心の健康に大切?ポジティブ心理学との関係と実践法
- 組織的マタリング尺度(OMS)診断(このページ)
職場の重要感を育てる関わり方を、講座で「できる」に
当協会が大切にしているのは、知るだけでなく「実際に実践できる専門家」を育てること。そして、技法の先にある、人としての関わり方=人間性のスキルを磨くことです。
相手に「あなたの仕事は大切だ」と伝わる関わり方は、知識だけでは身につきません。貢献に気づいて言葉にする、強みを具体的に伝える、質問で手応えを引き出す——こうした対話を、講座ではペアやグループで実際に練習します。マタリングは『これからの生き方(Tomorrowmind)』のPRISMモデルの柱の一つでもあります。
国際的な知見を、日本の現場に合わせて
当協会は、国際ポジティブ心理学会などで世界の研究と実践を学び続け、その知見を日本の職場・学校・家庭に合うよう調整して届けています(アダプティブ・アプローチ)。海外の資格や手法は、日本人への適応が十分に考えられていないこともあります。当協会は、その人の文化や物語を大切にするナラティヴ・アプローチも重視しています。アダム・グラントの「才能の科学(Hidden Potential)」やエンゲージメントなど、新しい視点からの研究と実践にも取り組んでいます。講座は連携団体の一般社団法人コーチング心理学協会と共催しています。
落とさない・潰さない・あきらめさせない
「すべての人にカウンセリングやコーチングのマインドと技術を」という方針のもと、再受講制度やフォローアップで、途中でつまずいても再挑戦できる仕組みを整えています。
このテーマとつながる講座
ポジティブ心理カウンセラー®基本講座傾聴に加え、質問・提案・フィードバックまで。ポジティブ心理学を対話で使う土台の講座。
『これからの生き方』に学ぶ講座(Tomorrowmind)セリグマン博士らの未来適応力(PRISM)を、AI時代の生き方・働き方に活かす。
ストレングスカウンセラー®基本講座強みカード・質問法で、相手の「できること」を引き出す対話を練習します。日程・料金は各講座の公式ページが最新です。ポジティブ心理カウンセラー協会とコーチング心理学協会の協働認定「認定ポジティブ心理学コーチ&認定ウェルビーイングコーチ(Wライセンス)」もあり、国際的な視点・ポジティブ心理学・実用性を取り入れたい方におすすめです。
参加の流れ
よくある質問(FAQ)
組織的マタリングとは簡単に言うと何ですか?
この診断は何問ありますか?
承認と達成感の違いは何ですか?
点数が低かったら問題がありますか?
マタリングと自己肯定感はどう違いますか?
上司は部下の重要感をどう高めればよいですか?
チームや研修でこの診断を使ってもよいですか?
回答したデータは外部に送信されますか?
この診断は医学的な診断ですか?
マタリングを学べる講座はありますか?
講座はオンラインで受けられますか?
読んで終わりにせず、「できる」に変えてみませんか。
対話と体験で学ぶ、ポジティブ心理学のカウンセリング講座です。





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