プリズム(PRISM) 未来適応力尺度心理テスト これからの生き方診断
PRISM 未来適応力尺度 診断
変化の激しい時代を生き抜く5つの力
PRISM(プリズム)は、ポジティブ心理学の創始者マーティン・セリグマン博士らが『Tomorrowmind』(日本語版『これからの生き方』)で示した、不確実な未来に適応するための5つの心理的資源です。15の質問に答えて、いまの自分の「未来適応力」のバランスを確かめてみましょう。
「知っている」から「できる」へ。合言葉は「心に聴く、心に響く、心に効く」。
- PRISMとは、Prospection(展望)・Resilience(レジリエンス)・Innovation(イノベーション)・Social connection(つながり)・Mattering(マタリング)の頭文字をとった5つの力です。
- 予測しにくく変化の激しい「ホワイトウォーター(急流)社会」で、心身の健康を保ちながら主体的に生きるための心理的資源とされています。
- この尺度は5つの力を各3問・全15問で測り、合計点(75点満点)と因子ごとのバランスを表示します。
- 5つの力は生まれつきの才能ではなく、日々の意識や練習で後から伸ばせるスキルです。
- どれか一つが高ければよいのではなく、互いに補い合って総合的な適応力を高めます。
- 当協会の認定資格は民間資格ですが、国際学会の新しい研究や時代のニーズを先取りして講座にし、独自に研究・実践を重ねています。公認心理師・看護師・キャリアコンサルタントなどの国家資格と組み合わせると、相乗効果(シナジー)が生まれます。
PRISMモデルとは?『これからの生き方』の5つの力
現代は、先が読みにくく、状況がめまぐるしく変わる「ホワイトウォーター(急流)社会」と呼ばれます。これまでの正解が通用しにくい時代に、心の健康を保ちながらキャリアや人生を切り開くには、新しいタイプの心理的資源が必要です。
PRISMモデルは、ポジティブ心理学の第一人者であるマーティン・セリグマン博士らが書籍『Tomorrowmind』で提唱した、その5つの資源の頭文字をとったものです。日本語版は『これからの生き方』として出版されています。
PRISMの5つの力はそれぞれどんな意味?
| 力 | かんたんな意味 | 質問の例 |
|---|---|---|
| P:プロスペクション(展望) | 未来を予測し、いくつかのシナリオを描いて行動を調整する力 | 未来に起こりうる機会やリスクを予測し、それに適切に対応できる |
| R:レジリエンス | 困難や変化から立ち直り、経験を糧に前に進む力 | 未来に向けて、変化や困難から速やかに立ち直ることができる |
| I:イノベーション | 自分の強みや資源を組み直し、実行できるアイデアを生む力 | 未来の課題に対して、独創的かつ実行可能な解決策を見出すことができる |
| S:ソーシャル・コネクション | 信頼関係を築き、助けを求めたり支えたりする力 | 未来の課題に取り組む際に、素早く信頼関係を築くことができる |
| M:マタリング | 自分の存在や仕事が誰かにとって意味がある、と実感できる力 | 未来において、自分の役割が社会や組織に貢献していることを実感できる |
結果では、合計点(15〜75点)とあわせて、5つの力のバランスがグラフで表示されます。高い・低いにかかわらず、それぞれの状態にはポジティブな意味があるという考え方でフィードバックされます。たとえばイノベーションが低めでも、それは「ルールを守り、品質を安定させる守りの力」が高い状態とも捉えられます。
具体例:PRISMの5つの力は日常でどう使う?
PRISMは、仕事だけでなく、子育てや学び直しなど人生のさまざまな転機で役立ちます。
- 場面
- 部署にAIツールが導入され、ベテラン社員が「自分の仕事がなくなるのでは」と不安を感じている(展望・マタリングが揺らいでいる)。
- 関わり方
- 上司が1on1で「3年後、どんな働き方になっていたら理想ですか?」と未来を描く質問をし、あわせて本人の経験がチームにどう役立っているかを具体的に伝える。
- 期待される変化
- 不安だけでなく複数の未来を思い描けるようになり、「自分の経験を新しい形で活かす」という前向きな見通しが生まれる。
- 場面
- 転職を考えている人が、「自分には特別な強みがない」と新しい挑戦をためらっている(イノベーションが低め)。
- 関わり方
- 支援者が、これまでの強みや人脈を書き出してもらい、「それを新しい場所で組み合わせるとしたら?」と問いかける。
- 期待される変化
- ゼロから何かを生むのではなく、今ある資源を組み直すことがイノベーションだと気づき、小さな一歩を踏み出せる。
- 場面
- 看護師が、責任感の強さから一人で抱え込み、疲れがたまっている(つながりに伸びしろがある)。
- 関わり方
- チームで「困ったときに誰に頼れるか」を話し合い、助けを求めることを能力不足ではなく専門職のスキルとして共有する。
- 期待される変化
- 早めに支援を求められるようになり、レジリエンスとチーム全体の安心感が高まる。
PRISMの力を伸ばすには?今日からできる5つの練習
- 展望:「1年後にうまくいっているとしたら、どんな状態?」を3パターン書き出します。
- レジリエンス:最近のつまずきを「何が起きて、何を学べたか」で振り返ります。
- イノベーション:自分の強みを2つ選び、「新しい場面で組み合わせると?」を考えます。
- つながり:今週、相談したい人・感謝を伝えたい人に一言連絡します。
- マタリング:自分の仕事や役割が「誰の、何に」役立っているかを3つ書きます。
ポイントは、一人で伸ばそうとしないこと。未来を描く質問をしてくれる人、つらさを聴いてくれる人の存在が、PRISMの力を育てる土台になります。安心して話せる関係(心理的安全性)の中で、聴く・問いかける・フィードバックする関わりが大切です。
PRISM 未来適応力尺度を受けてみる(無料)
全15問、1〜5の5段階で答えるとすぐに結果が表示されます。結果は良し悪しを決めるものではなく、いまの自分の状態を知り、これからの成長につなげるヒントとしてご活用ください。
PRISM 尺度
(PRISM Scale(3項目版))
未来対応力(ホワイトウォーター社会を生き抜く力)の測定
心理テストの概要
この尺度は、Kellerman & Seligmanの『Tomorrowmind』で提案されるPRISM(Prospection, Resilience, Innovation, Social connection, Mattering)という枠組みに対応しており、未来の不確実で変化の激しい「ホワイトウォーター社会」において、柔軟に適応し、主体的に生き抜くための心理的資源を示す尺度になっています。
【基本方針】
このテストは、「成長・発展・学び」をコンセプトにした、心理学およびデータ解析に基づく心理尺度です。ポジティブ心理学・コーチング心理学・心理的安全性の知見を踏まえ、すべての回答に対してポジティブなフィードバックを提供します。
以下の各項目について、ご自身の状態に最も当てはまる番号を選択してください。
診断結果レポート
結果の保存とAI活用(プロンプト自動生成)
結果のテキストをコピー (AI分析用プロンプト付き)
結果について、全体的に重要なのは、AIによる分析ではなく、人間を中心に焦点を置くことであり、ご自身の尊厳や心理的安全性を大切にすることです。最終的にその意味を解釈し、意思決定や行動を行うのはあなた自身です。テストの結果は良し悪しを決めるものではなく、あくまでも現状を知り、これからの成長や学びに繋げるための豊かなヒントとしてお役立てください。
01 PRISM 合計値 (総合的な未来対応力)
※あなたの「ホワイトウォーター社会」に適応し、前進するための全体的な心理的資源の量を示します。
02 PRISM 各因子のバランス
因子別スコア詳細
| 因子名 | 得点 | 平均値 | SD | 段階判定 |
|---|
03 PRISMモデルとは何か?
現代は、予測困難で変化が激しく、常に状況が揺れ動く「ホワイトウォーター(急流)社会」と呼ばれています。これまでの正解が通用しなくなる時代において、私たちが心身の健康を保ちながら、主体的にキャリアや人生を切り拓いていくためには、新しいタイプの心理的資源が必要となります。
PRISMモデルとは、ポジティブ心理学の権威であるMartin E. P. Seligmanら(Kellerman & Seligman, 2023)が提唱した、この不確実な未来を生き抜くために必要な5つの重要な心理的資源(スキル)の頭文字をとったものです。
-
Prospection
(プロスペクション) 未来を予測し、複数のシナリオを描く力。過去の経験にとらわれず、これから起こりうる機会やリスクを前向きに見通し、自らの行動を適応させる「未来を先取りする」スキルです。 -
Resilience
(レジリエンス) 困難や逆境から立ち直り、急激な変化に柔軟に適応する力。単に「元の状態に戻る」だけでなく、失敗を経験として取り込み、以前よりも力強く前進する「精神的なしなやかさ」を指します。 -
Innovation
(イノベーション) 創造性を発揮し、新しい解決策を生み出す力。ゼロから何かを発明することだけではなく、自分の既存の強みやリソースを新しい環境に合わせて再構築し、実行可能なアイデアへと昇華させる力です。 -
Social connection
(ソーシャル・コネクション) 他者と質の高い信頼関係を築き、互いに協力し合う力。孤立を避け、必要な時に社会的支援(ソーシャル・サポート)を求め、また他者を支援することで、組織やコミュニティの強靭さを高める力です。 -
Mattering
(マタリング) 自分の存在や行っている仕事が、他者や社会にとって「意味があり、重要である」と実感できる力。この存在意義の感覚が、困難な状況下でもモチベーションを保ち続ける深いエネルギー源となります。
これらの資源は、持って生まれた才能ではなく、日々の意識やトレーニングによって後天的に伸ばしていくことができる「スキル」です。また、どれか一つが優れていれば良いというものではなく、互いに補完し合いながら私たちの総合的な適応力を高めてくれます。
04 総合的な分析結果
05 各因子の詳細と自己理解のヒント
各因子のスコアに基づく、あなたの強みと成長のヒントです。高い・低いに関わらず、それぞれの状態にはポジティブな意味と独自の可能性があります。ご自身の内面との対話の材料としてお使いください。
【引用・参考文献】
- Kellerman, G. R., & Seligman, M. E. P. (2023). Tomorrowmind: Thriving at Work with Resilience, Creativity, and Connection—Now and in an Uncertain Future. Atria Books.
- 徳吉陽河(2024). 科学的に正しい脳を活かす「問いのコツ」 結果を出す人はどんな質問をしているのか? 総合法令出版.
- 徳吉陽河(2023). ポジティブ大全 総合法令出版.
- コーチング心理学ガイドブック 北大路書房.
- 一般社団法人コーチング心理学協会資料.
- 一般社団法人ポジティブ心理カウンセラー協会資料.
【利用規定】
この心理テストは、「個人の利用は無料」です。また、「教育・研究(非営利)」の場合は自由にご活用いただけます。ビジネス・商用(有料のカウンセリング、コーチング、企業研修での利用など)の場合は、当協会の資格または関連する資格を取得いただくか、法人契約などが必要になりますので、必ずご連絡をお願い致します。
研究からわかること(やさしい解説)
PRISMの5つの力のそれぞれについては、ポジティブ心理学の分野で研究が積み重ねられています。PRISMという枠組み自体は比較的新しいため、ここでは各要素についての研究の傾向をやさしくまとめます。
| 取り組み | 効果の目安 | 教訓 | 現場での活かし方 |
|---|---|---|---|
| 未来を描く練習(展望) | 効果:小〜中 | 未来のシナリオを複数描くと、不安だけにとらわれにくくなる。 | 面談で「最善・最悪・ありそうな未来」を一緒に書き出す。 |
| レジリエンスを高めるトレーニング | 効果:小〜中 | 短い研修でも効果はあるが、続けることで定着しやすい。 | 研修後も、つまずきを振り返る時間を定期的に設ける。 |
| 人とのつながり(社会的支援) | 効果:中〜高 | 頼れる人の存在は、ストレスからの回復の大きな支えになる。 | 1on1で「困ったときに誰に相談できるか」を確認する。 |
| 重要感(マタリング)を伝える関わり | 効果:中 | 「大切にされている」感覚は、意欲や働きがいと結びつく。 | 仕事が誰の役に立ったかを具体的に言葉にして伝える。 |
効果の目安は、これまでの研究をまとめた結果をもとに「小・中・高」の3段階で表しています。効果には個人差があり、すべての人に同じように当てはまるわけではありません。
書き込みワーク:わたしのPRISMを見つめる
診断結果を思い出しながら、5つの力を一つずつ振り返ってみましょう。相手と対話するときは「コーチモード」に切り替えてください。
入力内容はこの端末のブラウザにだけ保存され、外部には送信されません。
シリーズ:『これからの生き方』(Tomorrowmind日本語版) 関連する記事をまとめて読めます。
- 『これからの生き方』とは?Tomorrowmind日本語版の内容と目次
- 『これからの生き方』好評発売中
- 『これからの生き方』をコーチ・HRにすすめる5つの理由
- 医療・看護職に『これからの生き方』をすすめる理由
- PRISMとは?『これからの生き方』の5つのスキルをわかりやすく解説
- 『これからの生き方』×キャリアの心理学
- 危機管理にPRISMを活かすには?Tomorrowmindで予防・対応・回復
- 地震災害にPRISMを活かすには?備え・発災直後・復興の心理的資源
- AI時代の心理カウンセラーの役割とは?人にしかできない4つの力と付加価値の高め方
- PRISM(プリズム)未来適応力尺度 診断(このページ)
PRISMの5つの力を、講座で「できる」に
当協会が大切にしているのは、知るだけでなく「実際に実践できる専門家」を育てること。そして、技法の先にある、人としての関わり方=人間性のスキルを磨くことです。
PRISMの力は、本を読んで理解するだけでは伸びにくいものです。未来を描く質問、立ち直りを支える傾聴、強みを組み直す対話——こうした関わり方を、講座ではペアやグループで実際に練習します。『これからの生き方』に学ぶ講座では、PRISMをAI時代の働き方・生き方に活かす方法を体験的に学びます。
国際的な知見を、日本の現場に合わせて
当協会は、国際ポジティブ心理学会などで世界の研究と実践を学び続け、その知見を日本の職場・学校・家庭に合うよう調整して届けています(アダプティブ・アプローチ)。海外の資格や手法は、日本人への適応が十分に考えられていないこともあります。当協会は、その人の文化や物語を大切にするナラティヴ・アプローチも重視しています。アダム・グラントの「才能の科学(Hidden Potential)」やエンゲージメントなど、新しい視点からの研究と実践にも取り組んでいます。講座は連携団体の一般社団法人コーチング心理学協会と共催しています。
落とさない・潰さない・あきらめさせない
「すべての人にカウンセリングやコーチングのマインドと技術を」という方針のもと、再受講制度やフォローアップで、途中でつまずいても再挑戦できる仕組みを整えています。
このテーマとつながる講座
『これからの生き方』に学ぶ講座(Tomorrowmind)セリグマン博士らの未来適応力(PRISM)を、AI時代の生き方・働き方に活かす。
レジリエンス・カウンセラー養成講座逆境から立ち直る力を、本人と一緒に育てる関わり方を学びます。
ポジティブ心理カウンセラー®基本講座傾聴に加え、質問・提案・フィードバックまで。ポジティブ心理学を対話で使う土台の講座。日程・料金は各講座の公式ページが最新です。ポジティブ心理カウンセラー協会とコーチング心理学協会の協働認定「認定ポジティブ心理学コーチ&認定ウェルビーイングコーチ(Wライセンス)」もあり、国際的な視点・ポジティブ心理学・実用性を取り入れたい方におすすめです。
参加の流れ
よくある質問(FAQ)
PRISM(プリズム)モデルとは何ですか?
ホワイトウォーター社会とは何ですか?
この診断は何問ありますか?
点数が低い力があったらどうすればよいですか?
PRISMの力は後から伸ばせますか?
プロスペクション(展望)とは何ですか?
PRISMとレジリエンスの違いは何ですか?
研修や商用で使ってもよいですか?
この診断は医学的な診断ですか?
PRISMを学べる講座はありますか?
講座はオンラインで受けられますか?
読んで終わりにせず、「できる」に変えてみませんか。
対話と体験で学ぶ、ポジティブ心理学のカウンセリング講座です。




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