統合的10つのウェルビーイングサポート&リーダーシップ診断テスト(心理テスト) 簡易解説版 (支援者向け)

心理テスト|リーダー・支援者向け × ウェルビーイング

ウェルビーイング・リーダーシップサポートスキル尺度
周りの人の幸せを支える力を10領域で知る

部下やチーム、生徒、患者さん、家族——周りの人のウェルビーイング(よい状態)を支えるには、「元気?」と声をかけるだけでは足りないこともあります。このテストは、リーダーや支援者として、10の領域で相手の自律と成長を後押しできているか、その自信(自己効力感)を50問で測ります。

「知っている」から「できる」へ。合言葉は「心に聴く、心に響く、心に効く」。

監修:一般社団法人ポジティブ心理カウンセラー協会 | 最終更新日:2026年10月7日

ひとことで言うと

  • 統合的ウェルビーイング・リーダーシップサポートスキルとは、リーダーや支援者が、他者の人生の質や幸福を多角的に支え、促進する力のことです。
  • 感情・精神・社会・身体・スピリチュアル・キャリア・経済・時間・環境・デジタルの10領域で、あなたの支援スキルを測ります。
  • 50問・5段階で答えると、総合的ウェルビーイング支援力(250点満点)や、基礎的支援と生活的・環境的支援のバランスがわかります。
  • 高い領域はあなたが自然に貢献できている「強みの源泉」、低い領域は「新たな支援の可能性」です。
  • 個人向けの「10の統合的ウェルビーイング・スキルテスト」と対になる、支援者・リーダー向けの尺度です。
  • 当協会の認定資格は民間資格ですが、国際学会の新しい研究や時代のニーズを先取りして講座にし、独自に研究・実践を重ねています。公認心理師・看護師・キャリアコンサルタントなどの国家資格と組み合わせると、相乗効果(シナジー)が生まれます。

ウェルビーイング・リーダーシップサポートスキルとは?

ウェルビーイングを支えるリーダーシップとは、成果を上げるだけでなく、メンバー一人ひとりが心身ともによい状態で、自分らしく力を発揮できるよう後押しする関わりのことです。

この尺度は、支援者が相手の感情面、社会的なつながり、経済的な安心、デジタルの健全な使い方など、現代社会に欠かせない10の領域で、相手の自律性と成長を後押しできるかを測ります。

ポイントは「代わりにやってあげる」ではなく「相手が自分でできるよう支える」こと。傾聴で受けとめるだけでなく、質問・提案・フィードバックを通して、相手が自分の力で選び、動けるように関わります。その土台になるのが、安心して話せる関係(心理的安全性)です。

どんな支援力を測る?10の領域をやさしく解説

領域 支援のイメージ
感情的ウェルビーイング支援 周りの人が楽しいこと・うれしいことを見つけ、喜びを感じられるよう関わる
精神的ウェルビーイング支援 相手の強みや価値観を尊重し、困難を成長につなげられるよう支える
社会的ウェルビーイング支援 人同士がよい関係を築き、困ったときに助けを求められる場をつくる
身体的ウェルビーイング支援 健康習慣や回復の時間を確保できるよう配慮する
スピリチュアル支援 意味・使命感・感謝を深め、内面の充実を得られるよう支える
キャリアウェルビーイング支援 強みを発揮する機会や、学び・経験の場をつくる
経済的ウェルビーイング支援 価値に沿ってお金を管理・活用し、将来への安心を高められるよう支える
時間的ウェルビーイング支援 休息や優先順位づけ、自律的な時間管理を後押しする
環境的ウェルビーイング支援 快適な環境づくりやストレス要因の改善に取り組む
デジタルウェルビーイング支援 情報リテラシーを高め、デジタルを前向きに活用できるよう助言する

前半の5領域(感情〜スピリチュアル)は「基礎的ウェルビーイング支援」、後半の5領域(キャリア〜デジタル)は「生活的・環境的ウェルビーイング支援」としてまとめて見ることもできます。

ウェルビーイング支援の2つのまとまり基礎的な支援生活・環境の支援
図:10領域は「基礎的支援(感情〜スピリチュアル)」と「生活的・環境的支援(キャリア〜デジタル)」の2つのまとまりで見ることができる

結果画面では何がわかる?どう活かせばいい?

  • 総合的ウェルビーイング支援力(250点満点):10領域を合わせた支援力の全体像を、低い〜非常に高いの段階で示します。
  • 基礎的支援と生活的・環境的支援のバランス:どちらのまとまりが得意かがわかります。
  • 総合パターン分析と因子別の詳細解説:高い領域の「強みの活用法」と、低い領域の「能力開発のポイント」を紹介します。
  • 保存とAI活用:CSV・PDFで保存でき、「強み発掘」「行動具体化」「壁打ち・視点」「振り返り」「肯定的解釈」のプロンプト付きでコピーできます。

低いスコアは「欠点」ではなく「これからの能力開発のチャンス」です。すべての領域を一人で支える必要はありません。得意な領域は自分が担い、苦手な領域は他の専門家や仲間と連携する——そのための地図として使ってください。

具体例:リーダー・支援者の関わりで何が変わる?

支援の領域を広げると、同じ相手にも新しい関わり方が見えてきます。

職場(管理職)

場面
成果は出しているが、残業が続き表情が暗くなっている部下。
関わり方
1on1で業務の話の前に「最近、休めていますか?」と体と時間の状態を聴く。優先順位を一緒に整理し、任せられる仕事を調整する。
期待される変化
部下が「見てもらえている」と感じ、休息を取りながら力を発揮し続けられるようになる。
教育

場面
クラスでSNSのトラブルが起き、生徒たちの間に不安が広がっている。
関わり方
教師が頭ごなしに禁止せず、情報の選び方や発信のしかたを生徒と一緒に考える時間をつくる。困ったときに相談できる窓口も伝える。
期待される変化
生徒がデジタルとの付き合い方を自分で考えられるようになり、安心して相談できる雰囲気が生まれる。
医療・福祉

場面
退院を控えた患者さんが、仕事やお金の先行きに不安を抱えている。
関わり方
支援者が気持ちを受けとめたうえで、「今いちばん気になっていることは?」と質問し、必要に応じて専門の相談先とつなぐ。
期待される変化
不安が整理され、患者さんが自分で次の一歩を選べるようになる。支援者も一人で抱え込まずにすむ。

周りの人のウェルビーイングを支える力を高めるには?

  1. まず聴く:アドバイスの前に、相手が何を大切にし、何に困っているかを最後まで聴きます。
  2. 10領域で見渡す:仕事の話だけでなく、体・時間・つながりなど、相手の生活全体に目を向けます。
  3. 質問で引き出す:「どうしたらいいと思う?」「何があれば少し楽になりそう?」と、相手の考えを引き出します。
  4. 強みを具体的に伝える:できていることや貢献を、具体的な言葉でフィードバックします。
  5. つなぐ:自分だけで支えきれない領域は、専門家や仲間につなぎます。それも大切な支援です。
  6. 自分のウェルビーイングも守る:支援者自身が疲れきっていては、よい支援は続きません。

個人向けの「10の統合的ウェルビーイング・スキルテスト」とあわせて受けると、「自分が満たされている領域」と「他者を支えられる領域」の関係も見えてきます。

ウェルビーイング支援力診断テストを受けてみる(無料)

50の質問に、いまのあなたの状態や行動に最も当てはまる番号(1〜5)を選んで答えてください。すべて答えて「結果を見る」を押すと、総合的ウェルビーイング支援力と領域別の解説が表示されます。結果は「良い・悪い」を決めるものではなく、あなたらしい支援のあり方を見つけるヒントとして使ってください。

統合的ウェルビーイング・リーダーシップサポートスキル尺度|結果診断
           

統合的ウェルビーイング・リーダーシップサポートスキル尺度 簡易解説版

Integrated Well-Being Leadership Support Skills                
統合的ウェルビーイング・リーダーシップサポートスキル尺度 簡易解説版

この尺度は、リーダーや支援者として、周囲の人々の多様なウェルビーイング(幸福・健康・充実)をどれだけ効果的にサポートできているか、その「自己効力感」を測定するものです。

感情、心理、社会、身体、スピリチュアル、キャリア、経済、時間、環境、デジタルの10の領域から、あなたの支援スキルを多角的に分析します。

🌱 コンセプト:成長と発見

このテストは、成長・発展・学びをコンセプトに,ポジティブ心理学・コーチング心理学に基づいて、すべての回答に対してポジティブなフィードバックを提供します。低いスコアは「欠点」ではなく「これからの能力開発のチャンス」として捉えます。

回答方法

以下の各項目について、あなたご自身の現在の状態や行動に最も当てはまる番号を選択してください。

1 まったく当てはまらない
2 当てはまらない
3 どちらともいえない
4 当てはまる
5 とても当てはまる

研究からわかること(やさしい解説)

リーダーや支援者の関わりと、相手のウェルビーイングの関係については、組織心理学やポジティブ心理学の分野で研究が進んでいます。やさしくまとめると、次のとおりです。

取り組み 効果の目安 教訓 現場での活かし方
相手を支える上司・支援者の関わり 効果:中 支えられていると感じる人ほど、意欲や心の健康が保たれやすい。 1on1で業務だけでなく、相手の状態や気持ちを聴く時間をとる。
心理的安全性のあるチームづくり 効果:中 失敗や困りごとを話せる場では、助け合いや学びが生まれやすい。 まず受けとめてから質問・提案・フィードバックを伝える習慣をつくる。
強みに注目したフィードバック 効果:小〜中 できていることを具体的に伝えると、行動が続きやすい。 改善点の前に、何がよかったかを具体的に伝える。

効果の目安は、これまでの研究をまとめた結果をもとに「小・中・高」の3段階で表しています。効果には個人差があり、すべての人に同じように当てはまるわけではありません。

書き込みワーク:わたしの支援のかたちを見つめる

あなたが支えている人(部下・生徒・利用者・家族など)を一人思い浮かべて答えてみましょう。相手と対話するときは「コーチモード」に切り替えてください。

入力内容はこの端末のブラウザにだけ保存され、外部には送信されません。

周りの人を支える対話を、講座で「できる」に

当協会が大切にしているのは、知るだけでなく「実際に実践できる専門家」を育てること。そして、技法の先にある、人としての関わり方=人間性のスキルを磨くことです。

相手の話を聴き、強みを伝え、自分で選べるよう質問で後押しする——ウェルビーイングを支える関わりは、実際に練習してはじめて身につきます。ポジティブ心理カウンセラー基本講座やストレングスカウンセラー基本講座、認知行動コーチング基本講座では、傾聴に加えて質問・提案・フィードバックまでを、ペアやグループで実践的に学びます。

「知っている」を「できる」に講義を聞くだけでなく、ペアやグループで実際に話して練習します。通信教育だけでは身につきにくい「使える力」を育てます。
傾聴+質問・提案・フィードバック心理的安全性を土台に、聴く力に加えて、質問する・提案する・伝える力までをセットで磨きます。
ポジティブ心理学を対話に活かす一般的なカウンセリングではあまり扱わない、強み・ポジティブ感情・希望などを関わりに取り入れます。
仕事と人生にそのまま使える職場の1on1、教育、医療・福祉、子育てなど、日常の場面ですぐ試せる形で学びます。

国際的な知見を、日本の現場に合わせて

当協会は、国際ポジティブ心理学会などで世界の研究と実践を学び続け、その知見を日本の職場・学校・家庭に合うよう調整して届けています(アダプティブ・アプローチ)。海外の資格や手法は、日本人への適応が十分に考えられていないこともあります。当協会は、その人の文化や物語を大切にするナラティヴ・アプローチも重視しています。アダム・グラントの「才能の科学(Hidden Potential)」やエンゲージメントなど、新しい視点からの研究と実践にも取り組んでいます。講座は連携団体の一般社団法人コーチング心理学協会と共催しています。

落とさない・潰さない・あきらめさせない

「すべての人にカウンセリングやコーチングのマインドと技術を」という方針のもと、再受講制度やフォローアップで、途中でつまずいても再挑戦できる仕組みを整えています。

このテーマとつながる講座

日程・料金は各講座の公式ページが最新です。ポジティブ心理カウンセラー協会とコーチング心理学協会の協働認定「認定ポジティブ心理学コーチ&認定ウェルビーイングコーチ(Wライセンス)」もあり、国際的な視点・ポジティブ心理学・実用性を取り入れたい方におすすめです。

参加の流れ

講座を選ぶ講座・イベント一覧から、テーマと日程を確認します。
申し込む各講座ページの申込ボタンから手続きします。
オンラインで参加自宅や職場からZoomで参加。体験・対話中心で学びます。
現場で試す学んだ問いかけや関わり方を、翌日から実践します。
認定・継続認定資格の取得や、関連講座でさらに深めます。

よくある質問(FAQ)

ウェルビーイング・リーダーシップサポートスキルとは何ですか?
リーダーや支援者が、周りの人の人生の質や幸福を、10の領域から多角的に支え、促進する力のことです。
どんな人に向いたテストですか?
管理職・人事、教員、看護・介護・福祉職、キャリア支援者、カウンセラー、保護者など、誰かを支える立場にある人に向いています。
10の領域には何がありますか?
感情・精神・社会・身体・スピリチュアル・キャリア・経済・時間・環境・デジタルの10領域です。
何問で、何点満点ですか?
各領域5問、合計50問を5段階で答える形式で、250点満点です。
個人向けのテストとの違いは?
個人向けは「自分のウェルビーイングを整える力」、この支援者向けは「周りの人のウェルビーイングを支える力」を測ります。あわせて受けると理解が深まります。
すべての領域を支えられないといけませんか?
いいえ。得意な領域は自分が担い、苦手な領域は専門家や仲間と連携することも大切な支援です。
職場でウェルビーイングを支えるには何から始めればよいですか?
1on1で業務だけでなく相手の状態を聴くこと、できていることを具体的に伝えること、相談しやすい雰囲気(心理的安全性)をつくることから始めましょう。
研修やチームで使ってもよいですか?
教育・研究(非営利)の場合は自由に活用できます。ビジネス・商用で使う場合は、資格の取得や法人契約などが必要ですので事前にご連絡ください。
医学的な診断に使えますか?
いいえ。心理学・統計学にもとづく自己理解のためのツールで、医学的な診断とは異なります。
支援の関わり方を学べる講座はありますか?
ポジティブ心理カウンセラー基本講座、ストレングスカウンセラー基本講座、認知行動コーチング基本講座などで実践的に学べます。
講座はオンラインで受けられますか?
はい。Zoomを使ったオンライン講座が中心で、ペアやグループでの対話練習を通して「できる」ようになることを目指します。

読んで終わりにせず、「できる」に変えてみませんか。
対話と体験で学ぶ、ポジティブ心理学のカウンセリング講座です。

投稿者プロフィール

一般社団法人ポジティブ心理カウンセラー協会事務局
一般社団法人ポジティブ心理カウンセラー協会事務局一般社団法人ポジティブ心理カウンセラー協会
逆境や困難の中でも「希望」と「可能性」を見出し、自分らしく前向きに生きる人を育む、肯定的な心理学の専門機関。

公式ページ
https://www.positive-counselor.org/

イベント
https://www.positive-counselor.org/event/

協会概要
2013年に任意団体として設立され、2018年に一般社団法人化。ポジティブ心理学、コーチング心理学などを基盤に、個人や組織の成長、ウェルビーイング(幸福)の向上を目指す非営利団体です。諸外国の最先端の研究を取り入れつつ、日本人らしい「謙遜さ」や「誠実さ」といった価値観も尊重した、日本人に合ったプログラムを提供しています。

ミッションとビジョン
ミッション: 肯定的な心理学を活用した対人支援、社会支援、セルフケア、自己成長の普及。

ビジョン: 精神的な困難を未然に防ぎ、問題が生じても前向きに行動できる人材、そして周囲を「勇気づけ」できる人材を育成することで、より希望に満ちた社会を創造する。

実践的なワークショップ:

カードゲームや心理テストなど、体験・実践を重視した形式で、楽しく学べる場を提供。

「強み(ストレングス)」「レジリエンス(逆境力)」など、具体的なテーマに基づいた講座を多数開催。

学校、企業、福祉・看護など、様々な現場のニーズに合わせた研修プログラムを企画・開発・提供。

出版・普及活動、外部機関講演実績

特徴
実践重視のプログラム: 理論だけでなく、カードゲームなどを活用した体験型ワークショップが多く、すぐに実践できるスキルが身につくと評判です。

多様な心理学の統合: ポジティブ心理学を中心に、コーチング心理学やアドラー心理学、認知行動療法など、幅広い理論を統合した多角的なアプローチを学べます。

受講者の声(評判)
口コミでは、「実践的なワークが多く、思考が前向きに変わった」「日常生活にすぐ役立てられた」といった肯定的な評価が多数寄せられており、受講者の満足度は非常に高いです。特に、初心者でも学びやすい内容と、学習を通じて得られるポジティブな影響が好評を得ています。

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