知る・測る・実践する・活かす
幸福・強み・レジリエンス・ウェルビーイングを科学する。研究でわかっていることと、まだわかっていないことを分けて伝える、一般社団法人ポジティブ心理カウンセラー協会の公式ガイドです。
ポジティブ心理学が扱うのは右端だけではありません。人生の全域を、ひとつづきのものとして扱います。
このガイドの立場。ポジティブ心理学は「いつも前向きでいること」を求める学問ではありません。つらさや葛藤を含めた人生全体を扱い、そこから何が育つのかを研究する分野です。当ガイドは、無理に前向きになることを勧めません。落ち込んでいるときに落ち込めることも、健康な心のはたらきです。
60 SECONDS
詳しく読む時間がない方へ。この分野について最初に知っておくとよい5点です。
TERM & TECHNIQUE OF THE DAY
用語辞典の60語と、マインドフルネスの12技法。あわせて72項目から1つを日替わりでお届けします。 それぞれに「今日の実践」を1行つけました。読むだけで終わらせないための一歩です。
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目的によって入口が違います。3つのうち、近いものからどうぞ。
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この分野の標準的な参照書である The Oxford Handbook of Positive Psychology 第3版(全11部68章)の構成を、そのままこのガイドの骨格にしています。 特定の団体の独自分類ではなく、国際的に共有されている地図の上に立っているということです。各領域のページで、全68章を日本語で解説しています。
分野そのものの見取り図。目的・歴史・強みの分類・応用・文化的文脈という、以降すべてを貫く軸がここで示されます。
第1〜6章(全6章)→ PART 2「健康とは病気がないことか」を問う部。診断の枠組みそのものを検討し、強みと環境資源をアセスメントに含める提案が並びます。
第7〜11章(全5章)→ PART 3乳幼児期から高齢期までを縦断する部。発達におけるレジリエンス、青年期支援、ポジティブ・エイジング、知恵まで。
第12〜17章(全6章)→ PART 4主観的ウェルビーイング、幸福、フロー、感情特性、自尊感情、感情への対処、感情知性。「幸福とは何か」を測定の観点から扱う部。
第18〜24章(全7章)→ PART 5全11章と最大の部。創造性・統制感・マインドフルネス・楽観性・説明スタイル・希望・自己効力感・自己決定・好奇心・勇気。
第25〜35章(全11章)→ PART 6コンパッション・アタッチメント・共感・許し・感謝・愛・関係のなかのポジティブな過程・世代間の連帯。
第36〜43章(全8章)→ PART 7わずか3章ながら挑戦的な部。自己確証・現実交渉・謙虚さ。「ポジティブであることが常に良いのか」を自己の水準で問い直します。
第44〜46章(全3章)→ PART 8社会的支援の生物学、心臓と感情、タフネス、健康への影響、レジリエンスの神経遺伝学、利他性の神経メカニズム。
第47〜53章(全7章)→ PART 9家族・学校・大学・職場・法と政策・対話実践。個人ではなく「場」を単位にしたとき何ができるかを扱う部。
第54〜59章(全6章)→ PART 10瞑想・スピリチュアリティ・書くこと・ベネフィットファインディング・心的外傷後成長・身体障害後のウェルビーイング。
第60〜65章(全6章)→ PART 11持続可能な幸福・人生の意味・分野の未来。3章で本書を締めくくる部。
第66〜68章(全3章)→※ 章タイトルの日本語は当協会による訳で、公式の邦題ではありません。
WHY TRUST THIS GUIDE
誰が書き、何を根拠にしているか。読む方が判断できるように開示しています。
認定講座・カウンセリング・法人研修の現場で積み重ねてきた実践にもとづいて書いています。
ポジティブ心理学・コーチング心理学を専門とする一般社団法人が団体名義で監修しています。
国際的な学術機関・研究者との連携にもとづく監修・監訳の実績があります。国際的な標準書を骨格に据えているのもそのためです。
効果量・研究の質・出版バイアス・再現しなかった結果まで、同じ基準で開示します。
EVIDENCE
当ガイドが根拠にしている主要文献を、研究デザイン・参加人数・効果量・限界・DOIで一覧化しています。
効果量は「小さい・中くらい・大きい」と100人にたとえた言い換えつきで示しています。 数値だけでは大きさの感覚がつかめないためです。たとえば効果量0.50は「受けなかった人の平均より良い状態になる人が、100人中およそ69人」にあたります。
効果が確認されなかった研究、再現しなかった結果、出版バイアスの兆候も、同じ基準で掲載しています。
研究データベースを見る(主要文献29件) 限界と批判を読むTOOLS
すべて無料・登録不要です。回答はブラウザ内で計算され、どこにも送信されません。
BOOKS
当ガイドの骨格になっている1冊です。
全11部68章、この分野でもっとも広く参照される事典的な1冊です。当ガイドはこの本の構成をそのまま領域の区分に採用し、 各章が何を扱っているかを日本語で解説しています。原書は英語のみで、日本語訳はありません。
書籍紹介と全11部68章の構成を見るQ & A OF THE DAY
ガイド各ページの質問から1問を日替わりで。ボタンで引き直せます。下にはガイド全体に関わる5問を常設しています。
いいえ。前向きな思考を推奨する自己啓発とは別のものです。扱うのは、うまくいっている状態がどのような条件で成り立つのかという問いで、つらさを否定したり、無理に良い面を見るよう促したりするものではありません。むしろ個別の対処アプローチの領域では、「良い面を見つけましょう」という促しがいつ加害になるかが正面から論じられています。
介入の効果量はおおむね小〜中程度です。また研究の質が高いものほど効果は小さく出る傾向があり、能動的な対照群(何か別の活動をする群)と比べると差はさらに縮みます。具体的な数値と研究デザインは研究データベースに一覧化しています。
独自の分類を作ると、その分類自体が検証されていない主張になってしまうためです。国際的に広く参照されている標準書の構成をそのまま使うことで、読む方が他の資料と突き合わせて確認できるようにしています。当ガイドの区分が妥当かどうかも、原書の目次と照合すれば検証できます。
はい。専門用語には用語辞典へのリンクを付け、効果量は「小さい・中くらい・大きい」という言葉と「100人中○人」という言い換えを併記しています。各領域のページには「実務でどう使うか」の節があり、面談や職場で明日から試せる形にしています。
なりません。掲載内容は学びのための情報であり、医学的な診断・治療に代わるものではありません。つらい状態が続いているときは、医療機関や相談窓口にご相談ください。
LEARNING PATH
順番に読むなら、この流れをおすすめします。