心理的安全性リーダーシップ心理テスト セルフコンパッション・メンタルヘルス編

心理的安全性リーダーシップ自己効力感尺度
この尺度は、あなたが**他者との関係において、心理的安全性を創出し、心の健康をサポートできるか**という「自己効力感」を測定します。
💡 カウンセリング心理学、ポジティブ心理学・メンタルヘルス、セルフ・コンパッションに基づく自己理解
このテストは、**セルフ・コンパッション(自己への優しさ)**と**カウンセリング心理学**の視点から、あなたの対人関係パターン(心理的安全性を推進できるリーダー)を分析し、**すべての回答に対してポジティブなフィードバック**を提供します。
以下の各項目について、**ご自身の人間関係における振る舞い**に基づいて、最も当てはまる番号を選択してください。
評定尺度のご説明:
診断結果:あなたの心の安全性サポート力とセルフ・コンパッション
📊 あなたの心の安全性サポート力スコア
総合得点: --点 --
項目別得点バランス(心の安全性サポート力プロファイル)
※得点は1(中央)から5(外側)の範囲で表示されます。グラフの形は、あなたの**対人関係におけるサポート特性の偏り**を示します。
📌 心理的安全性リーダーシップとセルフ・コンパッション
**心理的安全性リーダーシップ自己効力感**は、他者に安心感を与える能力を指しますが、その源泉は、**あなた自身の内なる自己への優しさ(セルフ・コンパッション)**にあるとカウンセリング心理学では考えます。
この自己効力感が高いということは、**「私は不完全な自分を許し、受け入れることができる」**という深い確信、すなわち**内なる安全基地**を持っていることの証です。**セルフ・コンパッション(自己への優しさ、共通の人間性、マインドフルネス)**が高い人は、他者の失敗や弱さも優しく受け入れる余裕が生まれます。あなたが他者に与える安心感は、**あなた自身が内側で自分に与えている優しさ**の投影なのです。
🔍 研究結果:セルフ・コンパッションとウェルビーイングの関係性
**コンパッション・フォーカスト・セラピー(CFT)**の視点からも、自己への優しさは極めて重要です。この尺度で高い得点を出すことは、あなた自身の心の健康と深く結びついています。
- **レジリエンス(逆境力)との関係**: 他者に安心感を与える余裕は、あなたが**自己批判の罠**に陥らず、困難な状況から**優しさをもって立ち直る力(レジリエンス)**が高いことを示します。
- **ウェルビーイング(精神的な豊かさ)**: 自己効力感が高いリーダーは、**仕事への「熱意」や「没頭」といった内なる活力**(ワークエンゲージメント)も高く、他者への貢献意欲があなた自身の**生命力と幸福感**を高めています。
*関連研究の詳細は、引用文献を参照してください。
🎯 項目別分析:セルフ・コンパッションを深めるヒント
あなたの各項目における自己効力感のレベルに基づいた解説です。高い得点項目はあなたの**核となる強み**、低い得点項目は**内なる不安に優しさをもって光を当てる機会**です。
🌟 総合分析:あなたの心の優しさのパターン
📝 振り返りシート(講座用)
このテスト結果を踏まえて、あなたの気づきや、これから取り組みたい行動(成長のヒント)を自由に記述しましょう。
**【留意点】** このテスト結果は**自己理解の一つの羅針盤**であり、すべてを決定づけるものではありません。結果は、あなたの**潜在的な強み**と**今後の成長の方向性**を示すポジティブな情報として活用してください。結果を参考に、他者との対話や日々の行動を振り返ることで、あなたの心の健康(メンタルウェルビーイング)をさらに発展させることが重要です。
📜 【研究資料】尺度開発と妥当性の根拠
このPSL-SES尺度は、一般社団法人コーチング心理学協会によって、日本の成人社会人を対象に開発・検証されました。以下は、尺度開発のプロセスと妥当性に関する要点です。
- **開発目的**: 日本国内で、チームや組織における心理的安全性のリーダーシップスキル構造を理解し、能力向上に役立てるために構築されました。
- **構造**: 尺度項目は、統計的な分析の結果、**1因子構造(7項目、5件法)**として妥当であることが確認されました。
- **信頼性**: 尺度の内的整合性は、高い信頼性(α=0.87、ω=0.91)あることが確認されています。
- **妥当性(関連性)**: 本尺度は、職場の心理的安全性、レジリエンス、ワークエンゲージメント、主観的幸福感といったポジティブな概念と正の関係が、また、ストレスとは負の関係が認められ、理論的妥当性が確認されています。
📚 引用・参考文献
- Edmondson, A.; Lei, Z. (2014). "Psychological Safety: The History, Renaissance, and Future of an Interpersonal Construct". Annual Review of Organizational Psychology and Organizational Behavior. 1: 23-43.
- 徳吉 陽河. 心理的安全性リーダーシップスキル自己効力感尺度の開発. (日本心理学会 2020 第84回学術大会(東洋大学)発表).
- 徳吉陽河・森谷満(2015).ブリーフ・レジリエンス尺度日本語版(BRS-J)の開発 日本心理学会第 79 回大会発表論文集,354.
- Shimazu, A., Schaufeli, W. B., Kosugi, S. et al. (2008). Work engagement in Japan: Validation of the Japanese version of Utrecht Work Engagement Scale. Applied Psychology: An International Review, 57, 510-523.
- Neff, K. (2003). Self-compassion: An alternative conceptualization of a healthy attitude toward oneself. Self and Identity, 2(2), 85-101. (セルフ・コンパッションの基本文献)
投稿者プロフィール

- 監修者:一般社団法人ポジティブ心理カウンセラー協会 代表理事
- 徳吉陽河(とくよしようが)は、ポジティブ心理学、ポジティブ心理カウンセラー協会の創設者の一人であり、日本・世界のおけるコーチング心理学のパイオニア。ポジティブ心理療法士、コーチング心理士、公認心理師・キャリアコンサルタント、認定心理士(心理調査)、として教育・医療・福祉・産業分野で活動する専門家。東北大学大学院博士後期課程で研究し、国際コーチング心理学会、国際ポジティブ心理学会など、世界で学び、研究を発表。著書に『ポジティブ大全』『科学的に正しい脳を活かす「問いのコツ」 結果を出す人はどんな質問をしているのか?』『コーチング心理学ガイドブック』『コーチング心理学ハンドブック』などの翻訳書などがあり、科学的なエビデンスと物語(ナラティブ)に基づくコーチングとウェルビーイング教育を推進している。累計4000名のコーチ、カウンセリング実績」(ワークショップを含む)、「累計6000回以上のセミナー実績」以上の実績がある。国土交通省 航空保安大学講師、元東北文化学園大学講師、元仙台医療センター看護学校講師、元若者サポートセンター講師、教育機関、海外・国外の法人企業などで講師を担当実績がある。座右の銘は、「我以外皆我師」、失敗・挫折もたくさんしており、「万事塞翁が馬」大切にしている。「自己肯定感が低いからこそ成長できる」ことを大切にしている。
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