認知行動療法と認知行動コーチング基本講座 認定資格取得の参考に 一般社団法人ポジティブ心理カウンセラー協会事務局
■認知行動コーチングとは,認知心理学,教育心理学,ポジティブ心理学,行動心理学,認知科学,行動分析,認知行動療法などをハイブリットしたコーチング心理学です。講座では、わかりやすい視点で、仕事や日常生活で活用できる視点で、実践していきます。
一般社団法人ポジティブ心理カウンセラー協会では、「ポジティブ認知行動療法士」などに関わる講座です。
コーチング心理学では、コーチングと認知行動療法(CBT)を組み合わせることで、自己肯定感や自己受容を深め、自己成長を促進することができます。

コンテンツ一覧
✅ コーチングと認知行動療法(CBT)の融合による自己成長の促進
■ 基本概念の理解
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コーチング:目標達成を支援し、自己認識と行動計画を促す手法。質問を通して自律性と責任感を育成。
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認知行動療法(CBT):否定的思考を現実的かつ建設的に再構成し、感情と行動を改善する心理療法。
■ 組み合わせのメリット
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コーチング:価値観や目標を明確にし、深い自己理解を形成。
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CBT:思考のクセを修正し、具体的な行動変化へ導く。
■ 実践方法
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SMARTな目標設定:具体・測定可能・達成可能・関連性・期限のある目標を設定。
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ポジティブな自己対話:否定的思考を現実的・肯定的に書き換え、自己効力感を高める。
■ 成功事例
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クライアントが自己否定的な思考を改善し、行動変化と自己肯定感を獲得。
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ストレス耐性向上や、目標達成力の向上といった効果。
■ 相乗効果のポイント
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コーチングでモチベーションを引き出し、
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CBTで行動変容を継続・定着化。
■ 日常での応用ヒント
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日記やセルフコーチングを取り入れて進捗を可視化。
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CBTの技術で日常の思考を改善する習慣化が鍵。
■ 学びのリソース
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書籍:理論と実践を体系的に学べる。
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オンラインコース:実践演習や講師との交流あり。
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専門家の活用:信頼できるコーチや心理士とのセッションが理解を深める。
【コーチングと認知行動療法の組み合わせ】
- コーチングで明確な目標を設定し、CBTで否定的な思考パターンを見直す
- コーチングセッションで得た洞察をCBTの技術を用いて日々の生活に落とし込む
- 自己理解を深め、自己肯定感(自尊感情、自己効力感、自己決定感)を促進し、結果として自己肯定感を高める効果が期待できます。
- 認知と行動に基づく成長やパフォーマンスを高める思考法・質問法を学べる。
認知行動コーチングの概要
認知行動コーチング(Cognitive Behavioral Coaching, CBC)は、認知行動療法(CBT)の理論を基にしたコーチング手法であり、個人のストレス管理や目標達成を支援するために用いられます。この手法は、心理的健康の向上や職場でのストレス軽減に効果的であるとされています。
効果と応用
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ストレス管理とウェルビーイングの向上
CBCは、職場でのストレスを軽減し、ウェルビーイングを向上させる効果があるとされています。特に、ビデオや電話を通じて提供されるCBCプログラムは、ストレスの知覚を減少させ、参加者の約61.9%が信頼できる改善を示しました(Lungu et al., 2020)。 -
教育システムへの応用
CBCは教育システムにおいても有効である可能性が示されています。学生や保護者との対話を通じて、教育現場での問題解決や改善に寄与することが期待されています(Koc, 2021)。 -
職場での不安と抑うつの軽減
公務員を対象とした研究では、CBCが職場での不安や抑うつを有意に軽減することが示されており、心理的健康の改善に寄与することが確認されています(Byeon, 2024)。
理論的基盤とモデル
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ABCモデルの適用
CBCは、CBTのABCモデルを基にしており、これは変化のプロセスを支えるトランスダイアグノスティックモデルとして機能します。このモデルは、コーチングプロセスの評価や概念化、技術として使用され、効果的な結果をもたらします(David & Lorint, 2021)。 -
ストレス管理コーチング
ラザルスのストレスと対処の理論に基づくコーチングセッションが、ストレス管理と目標達成を支援するために使用されます。このアプローチは、実践的なガイドとしても機能し、経験豊富なコーチや初心者にとって有用です(Traut-Mattausch et al., 2021)。
課題と将来の方向性
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研究の必要性
CBCの効果をさらに検証するためには、より多くの実証的研究が必要です。特に、異なる文化的背景やセクターにおけるCBCのスケーラビリティや他のメンタルヘルス介入との統合についての研究が求められています(Byeon, 2024)。 -
技術的な課題
メタバースを利用した新しいCBCプログラムでは、技術的な使いやすさや参加者の体験に関する課題が指摘されています。これらの課題を克服することで、より広範な臨床的適用が可能になると考えられます(Robinson et al., 2023)。
認知行動コーチングは、個人の心理的健康を向上させるための有望な手法であり、職場や教育現場での応用が期待されています。今後の研究と実践の進展により、その効果と適用範囲がさらに広がることが期待されます。
コーチング心理学に基づく認知行動コーチング
■コーチング心理学では,認知行動アプローチについて一つの流派だけではなく,様々な認知行動アプローチを統合的に扱います。つまり,いくつかの認知系,行動系アプローチの良いところを活用し,自己成長,問題解決能力,パフォーマンス,モチベーションを高めるために活用します。 認知行動コーチング講座は,「認知行動科学」「認知療法」「行動分析」「認知行動療法」の基本から,最新の「認知行動コーチング」を楽しく,実践します。ワークシートなどを利用しつつ「基本スキル」の練習と実践していきます。
■認知行動療法を日常生活や仕事など活用できるスキルを身につけます。カードゲームなどを活用し,認知行動療法を学びます。この講座は,より最適な思考,より最適な行動を導くためのコーチング技法学びます。認知行動アプローチを多角的に活用し,個人・集団・社会への問題解決に役立てます。心理学や心理療法などを幅広い領域や分野で活用して,実践していきたい方におすすめです。
■認知行動コーチングでは,特に個人・組織の成長,思考力の向上,ストレングス(強み),強化,能力開発,レジリエンスの向上などに役立てます。本講座は,心理療法だけでなく,日常生活や仕事にも役に立つ問題解決力,柔軟思考,クリティカルシンキング,メタ認知力など向上に焦点をあてていきます。生涯にわたって役に立つ講座を目指しております。
◆本講座では,「ワークシート」,「カード」,「ゲーム」,「心理テスト」などを利用して,認知行動療法,認知行動コーチングを,楽しみながら習得していきます。初心者の方でも利用できる様に工夫しています。
◆認知行動コーチングの専門書の翻訳プロジェクトがスタートいたしました。
ポジティブな認知の切替え,ポジティブ・ネガティブな自動思考からの捕らわれを無くし,自己・相手の自己肯定感,自己効力感(自信)を高めます。肯定的な問題解決思考を育てます。特に日常生活,仕事,学校・教育,福祉,産業、キャリア支援での応用と活用を目指します。 ※内容は,状況に応じて変更される場合がございます。
ポジティブ心理学 拡張形成理論より(バーバラ・フレドリクソン)
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※認知心理学,教育心理学,ポジティブ心理学,行動心理学,認知行動療法などをハイブリットしたコーチング心理学です。
◆本講座では,「ワークシート」,「カード」,「ゲーム」,「心理テスト」などを利用して,認知行動療法,認知行動コーチングを,楽しみながら習得していきます。初心者の方でも利用できる様に工夫しています。ポジティブな認知の切替え,ポジティブ・ネガティブな自動思考からの捕らわれを無くし,自己・相手の自己肯定感,自己効力感(自信)を高めます。
コーチング心理学では,認知行動アプローチについて一つの流派だけではなく,様々な認知行動アプローチを統合的に扱います。つまり,いくつかの認知系,行動系アプローチの良いところを活用し,自己成長,問題解決能力,パフォーマンス,モチベーションを高めるために活用します。
◆「認知行動療法」の基本から,最新の「認知行動コーチング」を楽しく,実践します。ワークシートなどを利用しつつ「基本スキル」の練習と実践していきます。認知行動療法を日常生活や仕事など活用できるスキルを身につけます。
認知行動コーチングでは,特に個人・組織の成長,思考力の向上,ストレングス(強み),強化,能力開発,レジリエンスの向上などに役立てます。問題解決力,柔軟思考,クリティカルシンキング,メタ認知力など向上に焦点。
肯定的な問題解決思考を育てます。特に日常生活,仕事,学校・教育,福祉,産業、キャリア支援での応用と活用を目指します。
※内容は,状況に応じて変更される場合がございます。
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■これまで,参加されたり,資格を取得された方の中には,学校関係者,塾経営者,研修講師,監督・コーチ,会社員,公務員,精神科医,看護師,臨床心理士,精神保健福祉士,作業療法士,理学療法士,大学教授・講師,看護学校講師,小中高校の教員,官公庁職員,産業カウンセラー,キャリアコンサルタント,社会保険労務士,介護士,ビジネスコンサルタント,人材ビジネス関係者,メディア関係者,出版・編集者,旅行代理店,専業主婦,高校生,大学生,大学院生など,多彩な職業や学生の方にお越しいただいております。資格の申請を頂いたり,高い評価をいただいております。
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1日目は基礎理解とセルフワーク中心、2日目は実践応用とスキルトレーニングという構成になっています。
📘 認知行動療法と認知行動コーチング 基礎講座(1日目)
セクション | 概要 | 具体的な内容例 |
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(1) 成功・失敗傾向の把握 | 自己理解の促進・行動パターンの分析 | 心理テストを用いた自己分析ワーク、成功・失敗要因の振り返り |
(2) 認知行動療法の応用 | 心理学理論と実践を統合した介入理解 | 認知行動療法・ポジティブ・コーチング心理学からの理論背景の紹介 |
(3) 認知技法の理解 | 思考へのアプローチによる介入方法 | 理性感情行動療法(REBT)、認知療法(CT)の違いとその活用法、認知マップの活用法 |
(4) 行動技法の理解 | 行動変容に焦点をあてた支援法 | 行動分析、行動活性療法(BAT)などによる具体的行動プランの設計 |
(5) カード型演習 | 感情と行動理解を促すツール体験 問題解決療法 認知再構成法 |
怒り・悲しみ・後悔などの感情をリフレームし、健全な反応を学ぶワークショップ |
(6) 自己効力感の強化 | 行動の自信と意欲を育てる支援法 | スモールステップと成功体験を用いたコーチング技法 |
(7) リフレクション力の養成 | 学びの定着と次回行動の見立て | 振り返り学習・試行錯誤のサイクル、ジャーナリングの活用法など |
🎯 認知行動コーチングの実践編(2日目)
セクション | 概要 | 具体的な内容例 |
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(8) 目標設定スキル | 主体性と自己効力感を育てる | SMARTゴール設定、アクションプランの明確化 |
(9) 認知と行動マッピング | 図式による気づきの可視化 | 自身の「考え・感情・行動・結果」を図解して思考整理 |
(10) 課題解決スキル | 構造的思考力・分析力を養う | 問題の定義、要因分析、オプション提示のトレーニング |
(11) 意思決定力の強化 | 選択・決断への支援 | コスト・ベネフィット分析、選択の根拠明確化 |
(12) 面接フロー設計 | 面接の構造化と対話技法 | セッション導入〜展開〜まとめの実践演習、質問スキル |
(13) ホームワーク設計 | 実践と内省をつなぐ行動支援 | 宿題の出し方、行動ログ記録、振り返りのフォローアップ |
(14) 心理学との統合 | 教育・発達・ポジティブ心理学との接点 | 成長マインドセット、動機づけ理論を取り入れた支援 |
(15) 産業心理への応用 | 職場・組織での実践展開 | エンゲージメント向上、メンタルヘルス施策への展開 |
一般社団法人ポジティブ心理カウンセラー協会事務局