ポジティブ心理カウンセラー協会ロゴ
ポジティブ心理学の歴史と物語一般社団法人ポジティブ心理カウンセラー協会
HISTORY & NARRATIVE — ARTICLE

『ポジティブ大全』特集

あなたの弱さを強みに変える技術
『ポジティブ大全』告知バナー——人間関係・教育・仕事・就職・転職で『自分らしさ』を磨く力が身につく。あなたの「弱さ」を「強み」に変える技術
ONE-SENTENCE ANSWER

『もっと自分を知って好きになる!ポジティブ大全』は、当協会代表理事・徳吉陽河による書籍で、副題は「あなたの弱さを強みに変える技術」です(総合法令出版/2023年)。ポジティブ心理学を軸に、キャリア理論・ストレングス・ウェルビーイング・パーソナリティ心理学・アドラー心理学・自己肯定感・行動遺伝学・行動経済学・脳科学・経営科学・ストレス対処法までを一冊に統合し、約1万4千人のデータに基づく「30の強み」の心理テストを収録。内向的・ネガティブ・敏感——そんな自分のままで前向きに生きる技術を届ける入門書です。

「ポジティブになりましょう」とは言わない本です。ネガティブなあなたのままで、人生を好転させる——この一見矛盾した約束を、心理学の知見と心理テストで実現しようとした一冊です。

01

どんな本か——「弱さ」から出発する大全

『もっと自分を知って好きになる!ポジティブ大全 あなたの弱さを強みに変える技術』書影

著者は、公認心理師・キャリアコンサルタントであり、ポジティブ心理カウンセラー協会とコーチング心理学協会の代表理事を務める徳吉陽河創設者の物語)。長年の講座・カウンセリング実践から生まれた「日本の読者のための」ポジティブ心理学入門です。

類書と違うのは、出発点が「ポジティブになる方法」ではなく「ネガティブ・内向的・敏感な自分をどう活かすか」にあることです。帯のコピーはこう約束します——「人間関係・教育・仕事・就職・転職で"自分らしさ"を磨く力が身につく」「『好きになれない自分』こそ、あなたの一番の魅力になる」。ネガティブな社会でも希望を見つけ、自己の強みを発揮して人々と社会を前向きにする——著者がこの本に込めた願いは、協会の「ネガティブを成長の力に変える」という理念そのものです。

コーチング心理学の世界的権威で協会の共同研究者でもあるロンドン大学元教授スティーブン・パーマー氏が推薦を寄せており、帯では「"ストレングス"のどこよりもやさしい解説書」と紹介されています。

書誌情報:徳吉陽河 著/総合法令出版/2023年9月刊/四六判・264ページ/定価1,760円(税込)/ISBN 978-4-86280-904-9。

『ポジティブ大全』は「明るくなるための本」ではなく「自分のままで機能するための本」。ポジティブ心理学2.0の思想を、日本の読者向けの実用書にした一冊である。

02

本書の骨格——30の強みと、11領域の統合知

約1万4千人のデータに基づく「30の強み」心理テスト

本書の核となるのが、約1万4千人のデータに基づいて作成された「30の強み」に関する心理テスト(7要素版・5要素版)です。VIA(24の強み)が世界標準の分類だとすれば、こちらは日本の読者データから構成された自己分析ツール。リフレーミング(捉え直し)やレジリエンスに関するテストも収録され、「読む本」であると同時に「測って使う本」になっています。

1冊に統合された11の領域

ポジティブ心理学

強み・幸福・ウェルビーイングの科学。本書の背骨。

キャリア理論

強みを仕事と人生の選択につなげる視点。

ストレングス

強みの発見・活用・組み合わせの技術。

ウェルビーイング

持続する「良い状態」の設計(解説記事)。

パーソナリティ心理学

内向性・敏感さを欠点でなく特性として扱う。

アドラー心理学

勇気づけと、劣等感を成長の力に変える視点。

自己肯定感

「高める」より「支える」現実的なアプローチ。

行動遺伝学

変えられるもの・変えにくいものの見極め。

行動経済学

意志力に頼らず行動を変える仕組みづくり。

脳科学

感情と習慣のメカニズムの土台。

経営科学・ストレス対処

職場での実践とセルフケアへの展開。

=「大全」の意味

1つの理論の解説書ではなく、自分を知り活かすための知を横断した実用大全。

骨格は「測る(30の強みテスト)×知る(11領域)×使う(弱さを強みに変える技術)」。書名の「大全」は網羅ではなく統合を意味している。

03

『これからの生き方』との関係——協会の2冊をどう読むか

『ポジティブ大全』(2023年)『これからの生き方』(2026年)
著者徳吉陽河(協会代表理事)セリグマン&ケラーマン(徳吉陽河 監訳・解説)
焦点自分を知る——弱さを強みに変える未来に備える——変化の時代の適応力(PRISM)
中心ツール30の強み心理テストPRISMモデルと心理テスト
おすすめの順番先に読む——自己理解の土台をつくる次に読む——土台の上に未来への装備を足す

2冊は「自己理解 → 未来適応」という一続きのカリキュラムとして読めます。『ポジティブ大全』で自分の強みの地図を描き、『これからの生き方』(特集記事)でその強みを変化の時代にどう使うかを学ぶ——協会の講座が扱う流れと同じ設計です。

日本発の実践知(大全)と、創始者の最新知(これからの生き方)。2冊を並べて読むことが、この特集で語った歴史の「現在」を体験する最短ルートである。

04

こんな人に——読み方のガイド

自分はネガティブ・内向的だと感じる人

まさに本書が最初に想定した読者です。第一部の「弱さの捉え直し」から。ポジティブになる必要はない、と知るだけで楽になります。

自分の強みがわからない人

30の強み心理テストから。結果をVIA(24の強み)と見比べると、自己理解が立体的になります。

部下・生徒・クライエントを支援する人

強みのフィードバックの語彙集として。相手の「短所」を特性として捉え直す練習帳になります。

ポジティブ心理学を学び始めた人

本特集(歴史と物語)で流れをつかみ、本書で「使い方」を体験し、講座で対話の技術へ——という順番が最短です。

FAQ

『ポジティブ大全』よくある質問

『ポジティブ大全』とはどんな本ですか?

徳吉陽河(ポジティブ心理カウンセラー協会代表理事)による書籍で、正式名は『もっと自分を知って好きになる!ポジティブ大全』、副題は「あなたの弱さを強みに変える技術」です。総合法令出版から2023年に刊行されました。

著者はどんな人ですか?

徳吉陽河は公認心理師・キャリアコンサルタント(いずれも国家資格)で、一般社団法人ポジティブ心理カウンセラー協会と一般社団法人コーチング心理学協会の代表理事を務めています。『これからの生き方(Tomorrowmind日本語版)』の監訳・解説者でもあります。

どんな内容が学べますか?

ポジティブ心理学を軸に、キャリア理論・ストレングス・ウェルビーイング・アドラー心理学・行動経済学・脳科学など11の領域を統合し、弱さを強みに変える考え方と技術を学べます。

「30の強み」の心理テストとは何ですか?

約1万4千人のデータに基づいて作成された、自分の強みを知るための心理テスト(7要素版・5要素版)です。リフレーミングやレジリエンスに関するテストも収録されています。

VIA(24の強み)とはどう違いますか?

VIAは国際的な研究プロジェクトによる人格の強みの学術的分類、本書の30の強みは日本の読者データに基づく自己分析ツールです。併用すると自己理解が立体的になります。

ネガティブな性格でも役に立ちますか?

本書はまさに、内向的・ネガティブ・敏感な人が「そのままで前向きに生きる」ことを目的に書かれています。ポジティブ思考を強要せず、特性を活かす技術を扱います。

心理学の予備知識は必要ですか?

不要です。入門書として書かれており、心理テストを入口に読み進められます。理論的背景を深めたい場合は本特集の関連記事が対応しています。

『これからの生き方』とはどちらを先に読むべきですか?

『ポジティブ大全』で自己理解の土台をつくり、『これからの生き方』で変化の時代への適応力(PRISM)を学ぶ順番がおすすめです。前者は「自分を知る」、後者は「未来に備える」に焦点があります。

価格・仕様を教えてください。

四六判・264ページ、定価1,760円(税込)、ISBN 978-4-86280-904-9、総合法令出版刊です。

本書の内容を体系的に学ぶ講座はありますか?

あります。当協会のポジティブ心理カウンセラー®講座や認定ストレングスカウンセラー®養成講座で、本書の土台にある強みの発見・活用支援を対話の技術として学べます。

NEXT

この記事を読んだ人は、次に

『これからの生き方』特集 →

Tomorrowmind日本語版。セリグマン最新刊のPRISMモデルと読みどころ。

VIA・24の強みとは →

「逆DSM」が与えた強みの語彙。6つの美徳・診断・活用と使いすぎ。

セリグマンとは →

無力感の研究者は、なぜ幸福の科学を創ったのか。60年の歩みを一本の線で。

すべての記事の起点:特集「ポジティブ心理学の歴史と物語」

弱さを、
強みに変える技術を。

読んで知った「強み」を、支援の力に変えるのが協会の講座です。