強み(ストレングス)とは?
「あなたの強みは何ですか?」——面接の定番質問ですが、多くの人はスキルや実績で答えます。ポジティブ心理学のいう強みはもう一段深く、好奇心・誠実さ・親切心・希望のような、その人らしさの核になる性質を指します。スキルは仕事が変わると通用しなくなることがありますが、性格の強みはどんな場面でも発揮できます。
VIAとは?24の性格の強み
| 領域(美徳) | 含まれる強みの例 |
|---|---|
| 知恵と知識 | 好奇心/向学心/判断力(批判的思考)/創造性/大局観 |
| 勇気 | 勇敢さ/忍耐力/誠実さ/熱意 |
| 人間性 | 愛情/親切心/社会的知能 |
| 正義 | チームワーク/公平さ/リーダーシップ |
| 節制 | 寛容さ(許し)/謙虚さ/思慮深さ/自制心 |
| 超越性 | 審美眼/感謝/希望/ユーモア/スピリチュアリティ |
診断の上位5つ前後は「特徴的な強み(signature strengths)」と呼ばれ、使うと本人が最もエネルギーを感じる強みです。研究では、この特徴的な強みを日常で意図的に使うことがウェルビーイング向上の鍵とされています。
自分の強みはどう見つける?
診断で測る
VIA研究所の公式サイトで無料のVIA-IS診断(日本語対応)を受け、24の強みの順位を確認します。
体験を振り返る
「活力が湧いた場面」「時間を忘れた場面」「人に感謝された場面」を書き出し、共通して発揮されていた性質を探します。
人に聞く
信頼できる3人に「私の強みが表れていた場面は?」と聞きます。自分では当たり前すぎて見えない強みが浮かびます。
強みはどう活かす?「見つけて終わり」にしないために
診断・振り返り
新しい場面で使う
効果と適量を確認
仕事・生活に組み込む
強みの「使いすぎ」に注意
| 強み | 適切に使うと | 使いすぎると |
|---|---|---|
| 慎重さ | リスクを見抜く | 優柔不断に見える |
| 熱意 | 周囲を巻き込む | 空回り・押しつけに見える |
| 親切心 | 信頼を築く | 自己犠牲・おせっかいになる |
| 好奇心 | 学びが広がる | 散漫になり完結しない |
強みは「多いほどよい」ものではなく、状況に合う種類と量で使うことが実践の鍵です。この視点は、コーチングや1on1で強みを扱うときに特に重要になります(活用分野のページ参照)。
弱みはどうする?無視しない、が答え
弱みの改善は「マイナスをゼロに近づける」作業で、必要ですが消耗しがちです。強みの活用は「プラスを伸ばす」作業で、活力を生みます。研究では、強みを使う実践がウェルビーイングを高め、抑うつ的な気分を下げることが繰り返し示されています。
強み 一問一答
強み(ストレングス)とは何ですか?
その人が自然に発揮でき、使うと活力が湧き、成果につながりやすい思考・感情・行動のパターンです。ポジティブ心理学では性格の強み(character strengths)として科学的に分類・測定します。
VIAとは何ですか?
Values in Action の略で、ピーターソンとセリグマンが世界の文化を横断して整理した24の性格の強み(勇敢さ・好奇心・感謝・希望など)の分類体系です。無料のVIA-IS診断で自分の強みを測定できます。
自分の強みはどうすれば見つかりますか?
①VIA-ISなどの診断を受ける、②活力が湧く場面・時間を忘れる場面を振り返る、③信頼できる人に「私の強みは?」と聞く、の3つを組み合わせるのが確実です。
強みは見つけるだけで効果がありますか?
見つけるだけでは不十分です。研究では「特徴的な強みを新しい方法で使う」実践がウェルビーイングを高めるとされます。発見→日常での活用→振り返り、のサイクルが重要です。
強みの使いすぎ(過剰使用)とは何ですか?
強みも状況に合わない量・場面で使うと裏目に出ることです。例えば「慎重さ」の使いすぎは優柔不断に、「熱意」の使いすぎは空回りに見えます。適量とバランスの視点が実践の鍵です。
弱みは無視してよいのですか?
無視しません。ポジティブ心理学は「弱みの克服だけに偏らない」立場であって、リスクになる弱みは適切に管理します。そのうえで、成長のエネルギー源として強みを中心に据えます。
強みの支援を仕事にするには
強みの発見・活用を他者への支援として実践できるようになるのが、当協会のストレングスカウンセラー養成講座です。個人や組織の強みを発見し、最大限に活かす支援を体系的に学びます。
よくある質問(FAQ)
VIAの24の強みにはどんなものがありますか?
VIA診断は無料で受けられますか?
強み診断の結果は変わりますか?
強みとスキル・才能はどう違いますか?
チームで強みを活かすには?
強みに注目すると弱みを直せなくなりませんか?
子どもの強みも見つけられますか?
強みを学べる講座はありますか?
ポジティブ心理学を、知識から実践へ
読む→試す→体系的に学ぶ。次の一歩は、少人数で体験できる協会のワークショップ・認定講座です。初心者の方も歓迎です。
