仕事・キャリア活用 特集 講座・イベント
一般社団法人ポジティブ心理カウンセラー協会 特集

ポジティブ心理学・ポジティブ心理療法を
仕事とキャリアに活かす 職種別の活かし方/強みの使い方/研修講師になる道すじまで

学んだのに現場で使えていない。よい話だったが月曜には忘れている。 この特集は、その断層をなくすためのものです。自分の働き方から始めて、 人との関わり、職場の仕組み、そして「教える側」へと段階的に広げる道すじを、 研究知見とその限界の両方を示しながら整理しました。

ポジティブ心理学 仕事ポジティブ心理療法強みを活かす 1on1ジョブクラフティングウェルビーイング 研修講師社内研修人材育成キャリア 心理的安全性民間資格
6段階学びを仕事に変えるモデル
2種活用スタイル診断・講座診断
9立場職種別の活かし方
145問特集全体のFAQ
同僚どうしで画面を見ながら話し合う二人の働き手
Photo:ThisisEngineering / Unsplash(無料ライセンス。掲載内容と写真の人物・団体に関係はありません)
一言でいうと

ポジティブ心理学を仕事に活かすとは、前向きに考えることではなく、 ①自分の回復と意味づけ、②人との関わり方、③職場の仕組みの3つの層に、 強み・関係・意味という視点を段階的に組み込んでいくことです。 そして「教える側」に回るには、話す技術ではなく、 誰の何を扱うかを見きわめて研修を設計する力が必要になります。

3分まず押さえておきたい8つのこと

誤解

ポジティブシンキングではない

つらさを否定せず、そのうえで強み・関係・意味にも目を向ける。順番を逆にすると逆効果になります。

順番

自分 → 関わり → 仕組み

施策から入ると、本人が実感していない制度になります。まず自分の働き方から始めるのが確実です。

効果

劇的ではないが、意味はある

職場での介入研究では効果量は小〜中程度。「続けている間はいくらか良い方向に働く」が現実的な見積もりです。

落とし穴

強みは使いすぎると弱みになる

誠実さは融通のきかなさに、親切心は抱え込みに転じます。どれを持つかより、いつ出すかです。

仕組み

研修より日常の形式を変える

会議の冒頭2分、1on1の構成、面談の締め方。形式を変えるほうが、単発の研修より長く続きます。

資格

国家資格はない

ポジティブ心理学関連の資格は民間資格です。国家資格と組み合わせることで、支援の幅が広がります。

講師

質を決めるのは設計

話す上手さではありません。誰の何を扱うかを見きわめ、知る→試す→振り返るの流れを組めるかどうかです。

正直に

研修だけでは変わらない

単発・一斉・短時間の研修は効果が小さいという報告があります。これは依頼元にも伝えるべきことです。

01なぜ「学んだのに活かせない」が起きるのか

学びと仕事のあいだには、6つの段階があります。多くの人は①「学ぶ」から⑤「教える」へ飛ぼうとして、途中の②③④を経験していないために止まります。逆にいえば、順番どおりに進めば、特別な才能がなくても道はつながります。

学びを仕事に変える6段階 学ぶ、自分に使う、関わりが変わる、仕組みに埋める、教える、職業にする、の6段階を階段状に示した図。②から④は資格がなくてもできる範囲、⑤と⑥は教える側の役割であることを示している。 ① 学ぶ 知識として理解する ② 自分に使う 自分の働き方と回復に ③ 関わりが変わる 1on1・面談・指導で ④ 仕組みに埋める 会議・育成・評価に ⑤ 教える 社内研修・講座で ⑥ 職業にする 研修講師・支援職として 資格がなくてもできる範囲 教える・支える側の役割 ①から⑥へ一足飛びには進めない。②③を飛ばした⑤は、経験の裏づけを欠きやすい。

止まりやすい3つの地点

止まる地点そこで起きていること抜け方
①→②
知識のまま終わる
面白かったが、自分の仕事のどこで使うのかが具体化されていない。 「よい話」の記憶だけが残り、行動が変わらない。 学んだ直後に、使う場面と日付を1つだけ決める。 「来週の火曜の面談で、最後にできていることの確認を入れる」のように、状況まで指定する。
②→③
自分には効いたが人に使えない
自分向けのワークと、人に対する関わり方は別の技術。 自分に効いた方法をそのまま勧めて、相手が引いてしまう。 人に対しては提案ではなく質問の形にする。 「これをやるといい」ではなく「これまで何が支えになりましたか」と聴く。
④→⑤
教える段になって崩れる
質疑で根拠を問われて答えられない。 「効果はあるんですか」に対して、研究の話も限界の話もできない。 扱うテーマを1つに絞り、根拠と限界の両方を説明できるようにする。 限界を言える人のほうが信用される。
飛び級はできるか
まったく不可能ではありませんが、②③を経ずに⑤へ進んだ場合、 研修中の質疑や実務的な相談に答えられない場面が続きます。 これは知識量の問題ではなく、現場で試したときに何が起きたかを語れないという問題です。 参加者はそこを敏感に感じ取ります。

02あなたはどこから活かすと効果が出やすいか

同じ内容を学んでも、活かしどころは立場によって違います。18問に答えると、6つの活用スタイルのうちどれに近いかと、まず取り組むとよい3つの行動が表示されます。

活用スタイル診断(18問)

ポジティブ心理学・ポジティブ心理療法を、いまのあなたはどこから活かすと効果が出やすいか。 6つのタイプで確かめます。所要3分。回答は端末の外に送信されず、保存もされません。

この診断について 本診断は本特集が学習の道案内のために作成した簡易ツールで、 統計的に妥当性・信頼性を検証した心理尺度ではありません。結果は「いま関心が向いている方向」の目安としてお使いください。

Q1. 仕事の中で、自分の気持ちの切り替えや立て直しに関心がある

Q2. 部下・後輩・利用者の話を聴く場面が日常的にある

Q3. チームや部署全体の雰囲気・関係性をよくしたいと思っている

Q4. 誰かに何かを教える・育てる役割がある

Q5. 学んだ内容を、人前で話したり資料にまとめたりしてみたい

Q6. 心理的な困りごとを抱えた人を、継続的に支援している

Q7. まず自分自身の働き方や充実感を見直したい

Q8. 一対一の面談や相談の質を上げたい

Q9. 会議・評価・育成などの「仕組み」に関われる立場にいる

Q10. 学ぶ人の意欲や自信をどう育てるかに強い関心がある

Q11. 研修・講座・ワークショップを自分で開いてみたい

Q12. 医療・福祉・心理の専門職として働いている、または目指している

Q13. 忙しさの中でも「これは意味がある」と思える感覚を取り戻したい

Q14. 相手の話をどう受け止めるかで迷うことがある

Q15. 人が辞める・沈むといった組織の課題に関わっている

Q16. 子ども・学生・新人など、成長の途上にある人と関わっている

Q17. 将来的に、講師として仕事にすることも考えている

Q18. 症状や不調を抱える人に、強みや回復資源の視点も持ち込みたい

03職場での活かし方には3つの層がある

職場での活かし方の3つの層 中心に自分、その外側に関わり、いちばん外側に仕組みを配置した3重の同心円。内側から順に広げていくことを示している。 ① 自分 回復・意味・強み ② 関わり 1on1・面談・指導 ③ 仕組み ①を飛ばして③から始めると、本人が実感していない施策になりやすい。
① 自分

回復・意味・強み

消耗したときに立て直す方法、自分の強みの自覚、仕事の意味の再確認。 ここが空のまま人を支えようとすると、支える側が先に消耗します。

② 関わり

1on1・面談・指導

聴き方、返し方、フィードバックの組み立て。 関係の質が支援の効果を左右することは、コーチングの研究でも繰り返し示されています。

③ 仕組み

会議・育成・評価

個人の努力に頼らず、日常の形式に組み込む。 効果が最も長く続くのはこの層ですが、①②を経ていないと形だけの制度になります。

3つの層は同時に進めない
一度に全部を変えようとすると、どれも中途半端になります。 いま自分がどの層にいるかを決めて、そこだけを3か月続けるほうが結果的に早く進みます。 具体的な工夫は仕事で活かす15の工夫にまとめました。

04立場別・どこから手をつけるか

「ポジティブ心理学を学びたい」ではなく「この困りごとをどうにかしたい」から入るための表です。各行の詳細は職種・立場別のページで解説しています。

立場よくある困りごとまず手をつける層と方法
会社員・専門職忙しさで消耗し、意味を見失う①自分の層/1日3つの記録・強みの再確認
管理職・リーダー1on1が雑談で終わる②関わりの層/面談の構成を3ブロックに変える
人事・人材開発研修をしても戻ると元通り③仕組みの層/転移の設計・測定の3時点化
経営者・事業主組織の空気が重い③仕組みの層/会議の形式変更・心理的安全性
教員・教育関係者意欲の低い子への関わりに悩む②関わりの層/強みの言語化・フィードバックの型
看護・医療職共感疲労と燃えつき①自分の層/セルフ・コンパッションと回復の設計
福祉・就労支援できないことばかりが記録に残る②関わりの層/資源のアセスメントを1項目追加
キャリア支援「やりたいこと」が出てこない②関わりの層/強み→役割の変換を先に行う
これから学ぶ方何から始めるかわからない①自分の層/2週間の記録から

経営経営・マネジメントの側から見ると

経営が動かせるのは、社員の意識ではなく条件です。 仕事の設計(裁量・量・役割)、関係の質(1on1・会議・上司)、意味づけ、回復の条件。 この4つのレバーを動かさないかぎり、研修を受けた人は3週間で元の状態に戻ります。 戻る先を変えられるのは、経営だけです。

離職・定着

個人の耐性の問題にしない

業務量・裁量・支援の3条件を同時に点検する。 条件に手をつけない施策は、担当者が異動した時点で止まります。

エンゲージメント

まずコストゼロの施策から

会議の冒頭2分の共有枠、目標設定への1問追加。 3か月で判断でき、合わなければすぐやめられます。

人的資本の開示

測る前に使い道を決める

「この数値が下がったら何をするか」を先に決めておく。 使い道のない測定は、現場に負担だけを残します。

経営に活かす12のヒントを見る90日ロードマップ記入シート

053つの言葉の違いを30秒で

領域一言でいうと主な焦点仕事で使うなら
ポジティブ心理学人がよりよく生きる条件を研究する心理学 強み・幸福・意味・希望・レジリエンス考え方の枠組みとして。日常の関わりや制度設計の視点に
ポジティブ心理療法ポジティブ心理学を心理支援に応用した実践 強み・ポジティブ感情・関係性・意味継続的な支援を行う立場で。カウンセリング・相談業務に
ポジティブ認知行動療法認知行動療法にポジティブ心理学と解決志向を統合 認知・行動+強み・資源・望ましい未来問題解決と資源活性化の両方が必要な場面で
名称についての注記
本特集で扱う「ポジティブ心理療法(Positive Psychotherapy)」は、 セリグマン、ラシッドらによるポジティブ心理学を基盤とするものです。 同名で、ノスラト・ペセシュキアンによる別系統の心理療法が存在し、理論的背景が異なります。 文献を参照する際は著者名でご確認ください。
よくある誤解について
「従来の認知行動療法はネガティブで欠陥に注目するもの」という説明を見かけますが、 これは正確ではありません。現代の認知行動療法にも、強み・目標・行動活性化・価値を扱う方法があります。 ポジティブ認知行動療法は、認知行動療法を置きかえるものではなく、 資源と望ましい未来への焦点をより積極的に加えるものと理解するのが適切です。

06「教える側」になるという選択

研修の質を決めるのは、話す上手さではなく設計です。誰の何を扱うかを聴き、心理学の言葉を現場の言葉に訳し、知る→試す→振り返るの流れを組み、何が変わったかを測る。この4工程が中心になります。

研修設計の4工程 聴く、訳す、組む、測るの4工程を左から右へ矢印でつないだ図。話す技術ではなく設計が研修の質を決めることを示している。 ① 聴く 誰の何が困っているか ② 訳す 心理学の言葉→現場の言葉 ③ 組む 知る→試す→振り返る ④ 測る 何がどう変わったか ①と②に時間をかけた研修ほど、当日の進行はやさしくなる。

研修講師の道すじで、特に語られない2つのこと

① 翻訳

依頼元は「強み介入をしてほしい」とは言いません。「若手がすぐ辞める」と言います。 この言葉を、提供できる要素に翻訳できるかどうかで採否が分かれます。 翻訳シートで8つの典型例を扱っています。

② 正直さ

「研修だけでは変わりません」と伝えられるかどうか。 単発の研修の効果が小さいことは研究でも示されています。 これを最初に伝える講師のほうが、結局は継続的な依頼につながります。

研修講師のページを見る レディネス・セルフチェック(24項目)

07わかっていること、わかっていないこと

わかっていること

職場でも効果は確認されている

職場でのポジティブ心理学介入をまとめたメタ分析では、望ましい成果に小さな正の効果、 望ましくない成果に小〜中程度の低減効果が報告されています(Donaldson et al., 2019)。

条件がある

対面・長め・個別のほうが効く

職場での24研究のメタ分析では、対面実施のほうが効果が高いことが示されています (Martínez-Martínez et al., 2025)。手軽な配信ほど効きにくい、という傾向があります。

わかっていないこと

効果は過大評価されてきた可能性

小標本バイアスを考慮して再分析すると、効果は従来報告よりかなり小さくなるという指摘があります (White et al., 2019)。この点は正直に扱うべきです。

エビデンスと限界を詳しく見る

08この特集の全体地図

目的に応じて、必要なページから読んでください。順番に読む必要はありません。

仕事で活かす15の工夫会議・1on1・指導・自分のケアまで、明日から使える15の工夫。くわしく見る → 仕事の場面別 実践ガイド始業・メール・会議・1on1・ミスの直後・終業など、1日の8場面で使える型と声かけ例。くわしく見る → 日常生活に活かす12の習慣家族・人間関係・休日・健康。仕事を支える回復とつながりの習慣。くわしく見る → ポジティブ心理学×クレーム対応2026年10月のカスハラ対策義務化に対応。対話の5ステップと、対応者の心を守る方法。くわしく見る → 対人支援職のための顧客メンタルケア気づく・聴く・資源に目を向ける・つなぐ。支援者自身の共感疲労のケアも。くわしく見る → 職種・立場別の活かし方人事・管理職・教員・医療福祉・支援職など9つの立場別の活かし方。くわしく見る → 経営・マネジメントに活かす離職・エンゲージメント・人的資本。経営が動かせる4つのレバーと12のヒント。くわしく見る → 強みを仕事に変える24の強みを仕事の役割に変換するワーク。使いすぎの落とし穴も。くわしく見る → 研修講師・教える側になる社内研修から法人研修まで。設計・翻訳・見積り・測定の実務。くわしく見る → 効果研究と限界職場でのポジティブ心理学介入の効果研究と、その限界を正直に。くわしく見る → 学習ルートと資格何から学ぶか。基本資格から上位資格までの学習ルート。くわしく見る →

09学び方の全体像

学習ルートの全体図 入門の1日講座から2日間講座、資格認定コースへ進み、そこから支援を深める道と教える道の2方向に分かれることを示した図。 入門(1日) まず知る 2日間 使えるようにする 資格認定 継続して使う土台 支援を深める道 ポジティブ心理療法士®/ウェルビーイングカウンセラー ポジティブ認知行動療法士® 教える道 社内研修・講座・ワークショップ 法人研修・講師としての活動 2つの道は排他的ではない。教える人ほど、支援の実務を続けている必要がある。

入門から始めて、実践を深める道と教える道の2方向に分かれます。この2つは排他的ではありません。むしろ、教える人ほど支援の実務を続けている必要があります。具体的な講座構成と費用は学習ルートのページにまとめました。

10講座案内|仕事のどの場面で出番があるか

各講座を「仕事のどの場面で出番があるか」から並べました。料金は公式サイトで確認できた範囲のみ記載しています。変更される場合があるため、申し込み前に必ず講座ページでご確認ください。

まず最初に

ポジティブ心理カウンセラー養成講座

ポジティブ・リスニング、希望を育む心理学・脳科学、ウェルビーイングカウンセリング、ポジティブ心理療法。

仕事での活きどころ
聴く力の土台になります。1on1・面談・相談対応・接遇など、人の話を聴く場面が日常にある立場で最も出番が多い内容です。

受講料:入門1日 11,000円/2日間 22,000円/資格認定コース 44,000円(再受講 11,000円)

講座ページを見る

自分の回復に

マインドフルネス・カウンセラー養成講座

注意の向け方と、いまここへの戻り方を扱います。

仕事での活きどころ
自分の回復と切り替えに直結します。忙しさで消耗しやすい立場、対人援助で共感疲労が起きやすい職種と相性がよい内容です。

受講料:資格コース 44,000円が目安(開催形式により異なるため講座ページで要確認)

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変化の多い職場に

レジリエンスの講座

困難からの立て直しと、立て直しを支える条件を扱います。

仕事での活きどころ
異動・昇進・トラブル対応など、変化の多い職場で効きます。管理職が部下の状態を見立てる枠組みとしても使えます。

受講料:資格コース 44,000円が目安(講座ページで要確認)

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育成・配置に

ストレングス(強み)の講座

性格の強みの捉え方と、その活かし方・使いすぎの扱いを学びます。

仕事での活きどころ
育成・配置・目標設定に直結します。「何ができるか」ではなく「何を活かすか」で人を見る枠組みが手に入ります。

受講料:資格コース 44,000円が目安(講座ページで要確認)

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チームの空気に

ポジティブ感情の講座

感情が思考と行動の幅に与える働きを扱います。

仕事での活きどころ
チームの空気と関係の質に関わります。会議やチームづくりの形式を設計する立場で使いどころがあります。

受講料:資格コース 44,000円が目安(講座ページで要確認)

講座ページを見る

問題解決に

認知行動療法・認知行動コーチング(基本/応用)

考え方の癖と行動の設計を扱う、ポジティブ認知行動療法士®の必修講座です。

仕事での活きどころ
問題解決が必要な場面に強い内容です。課題が具体的で、行動レベルの改善が求められる支援に向きます。

受講料:ポジティブ認知行動療法士®の必修(合計額は公式に記載がないため事務局に要確認)

講座ページを見る

上位資格必修の構成費用認定までの流れ仕事としての意味
ポジティブ心理療法士® & 認定ウェルビーイングカウンセラー(Wライセンス)必修4講座(ポジティブ心理カウンセラー/ポジティブ感情/レジリエンス/マインドフルネス)+選択必修1講座44,000円×5講座=220,000円 + 認定審査費用 33,000円5講座の修了 → 実践課題の提出 → 審査 → 認定継続的に人を支援する立場へ。相談業務・心理支援を仕事の一部にする段階です。
ポジティブ認知行動療法士®必修5講座(ポジティブ心理/ポジティブ感情/マインドフルネス/認知行動療法・認知行動コーチングの基本/同 応用)5講座分の受講費用+課題面接申請費用(合計額の公式記載がないため断定を避けています)5講座の修了 → 修了認定 → 課題審査・面接 → 認定証の交付問題解決と資源活性化の両方が必要な支援へ。産業・教育・医療福祉の現場と相性があります。

FAQよくある質問(24問)

基礎を知る

ポジティブ心理学を仕事に活かすとは、具体的にどういうことですか?

大きく3つの層があります。①自分自身の働き方と回復力に使う、②1on1や面談など人との関わりに使う、③会議・育成・評価などの仕組みに埋め込む、の3層です。多くの人は③から入ろうとして挫折します。自分が実感していないことは、人にも組織にも渡せないためです。まず①から始めるのが確実です。

ポジティブ心理学とポジティブシンキングは同じものですか?

違います。ポジティブ心理学は、人がよりよく生きる条件を研究する心理学の一分野で、ネガティブな感情を否定しません。むしろ、つらさや不安を含めた経験全体を扱ったうえで、強み・関係・意味といった資源にも目を向けるのが特徴です。「前向きに考えれば解決する」という主張とは異なります。

ポジティブ心理療法とポジティブ心理学の違いは何ですか?

ポジティブ心理学は研究領域の名前、ポジティブ心理療法はそれを心理支援に応用した実践の枠組みです。ポジティブ心理療法は、症状を直接下げにいくのではなく、ポジティブ感情・エンゲージメント・意味などを高めることを通じて改善をはかる点に特徴があります(Seligman, Rashid, & Parks, 2006)。

「ポジティブ心理療法」という名前の別の流派があると聞きました。

あります。本特集で扱うのは、セリグマン、ラシッドらによるポジティブ心理学を基盤としたPositive Psychotherapy です。これとは別に、ノスラト・ペセシュキアンによる同名の心理療法があり、理論的背景が異なります。日本語で調べると混在することがあるため、文献を読むときは著者名で確認してください。

ポジティブ認知行動療法(Positive CBT)はどう違いますか?

認知行動療法にポジティブ心理学と解決志向アプローチを統合したものです。従来の認知行動療法を否定するのではなく、問題分析に加えて「望ましい未来」「例外(うまくいっている場面)」「強み・資源」に焦点を広げる点が特徴です。詳しくは協会のポジティブ認知行動療法士®のページをご覧ください。

心理職ではない一般の社会人でも役に立ちますか?

役に立つ場面は多くあります。特に、人を育てる・話を聴く・チームをまとめる立場にある方には、日常の関わり方を変える道具になります。ただし、これは心理的な問題の治療ではありません。不調が続く方への対応は、医療や産業保健などの専門機関につなぐことが前提です。

仕事での活かし方

何から始めるのがよいですか?

1つだけ選んで2週間続けることをおすすめします。おすすめは「1日の終わりにうまくいったこと3つを書く」です。単純ですが、注意の向きを変える練習として研究でも古くから使われています。複数を同時に始めると、どれも定着しないまま終わりやすくなります。

職場に「ポジティブ」を持ち込むと、つらさを言えなくなりませんか?

その懸念は正当です。強みや前向きさだけを強調すると、困っている人が声を上げにくい空気を作ってしまうことがあります。実践では「つらいことを言ってよい」ことを先に保証し、そのうえで資源に目を向ける順番が重要です。順番を逆にすると逆効果になります。

1on1にどう取り入れればよいですか?

構成を変えるのが最も簡単です。近況(事実)→ うまくいっていること → 次の一歩、の3ブロックにし、最後を「すでにできていることの確認」で締めます。詳しい手順は仕事で活かす15の工夫にまとめています。

部下がやる気を失っています。何ができますか?

やる気を直接上げようとするより、仕事の意味と範囲を本人が調整できる余地をつくるほうが有効なことがあります(ジョブクラフティング)。ただし「負担を減らす方向」だけの調整は、かえって活力を下げる可能性が指摘されています。挑戦の要素を残すことが重要です。

自分の強みがわかりません。

「得意なこと」より「人からよく頼まれること」「やっていて自然にできてしまうこと」を手がかりにしてください。強み→仕事への変換ワークで、24の強みから選び、仕事での活かし方と使いすぎたときに起きることを確認できます。

効果はどのくらいで出ますか?

個人差が大きく、断定はできません。職場での介入研究では、効果量は小〜中程度にとどまることが多く、追跡期間が長くなると効果が小さくなる報告もあります。「劇的に変わる」ではなく「続けている間はいくらか良い方向に働く」くらいの見積もりが現実的です。詳細はエビデンスのページをご覧ください。

仕事・講師にする

ポジティブ心理学を仕事にすることはできますか?

できますが、多くの場合「これ一本で独立する」形ではなく、いまの職業に上乗せする形から始まります。人事・教育・医療福祉・キャリア支援など、すでに人と関わる仕事を持っている人が、その質を上げる道具として使うのが最も現実的です。

研修講師になるには資格が必要ですか?

法律上は不要です。研修講師に国家資格はなく、無資格でも活動できます。ただし、法人が発注を判断する際には、何を根拠に話せるのかが問われます。資格は「話す内容の裏づけ」と「学んだ範囲の証明」として機能します。さらに、学ぶ過程で得た実践経験や受講者同士のネットワークは、講師として活動するうえでの財産になります。

人前で話すのが得意ではありません。講師は無理でしょうか?

研修の質を最も左右するのは話す上手さではなく設計です。誰の何を扱うかを見きわめ、知る→試す→振り返るの流れを組み、時間配分を決める。この設計が整っていれば、話し方が地味でも研修は機能します。詳しくは研修講師のページをご覧ください。

社内研修から始めてもよいですか?

むしろ推奨されるルートです。社内であれば対象者の事情がわかっており、効果測定もしやすく、失敗しても立て直せます。外部の研修講師として活動する前に、社内で3〜5回実施しておくと設計の精度が大きく上がります。

副業として研修を行うことはできますか?

勤務先の就業規則によります。副業が認められている場合でも、利益相反、守秘義務、勤務時間との関係を必ず確認してください。また、扱える範囲(診断や治療は行わない)を明文化しておくことが、自分と参加者の双方を守ります。

研修の効果はどう測ればよいですか?

満足度だけでは足りません。研修前・直後・1〜3か月後の3時点で、行動(実際にやってみたか)と状態(対象の指標)を測るのが基本です。測定は効果を証明するためというより、次回の設計を変えるために必要です。測定の設計を参照してください。

学び方・資格

何から学べばよいですか?

まずは1日の入門講座で全体像をつかみ、使えそうだと感じたら2日間の講座で実践に落とす、という順番が無理がありません。最初から資格取得を前提にする必要はありません。学習ルートのページで全体像を図にしています。

ポジティブ心理学に国家資格はありますか?

ありません。日本の心理系の国家資格は公認心理師です。ポジティブ心理学・ポジティブ心理療法に関する資格は民間資格で、国際的な研究知見を日本の現場に合わせて素早く取り入れられる点が強みです。公認心理師・看護師・キャリアコンサルタントなどの国家資格と組み合わせることで、支援の幅を広げる相乗効果が期待できます。

働きながらでも学べますか?

協会の講座はオンライン開催のものが中心で、1日単位で参加できる形式があります。資格認定コースに進む場合も、複数の講座を段階的に受講する形になります。最新の開催形式・日程は講座一覧をご確認ください。

上位資格にはどのようなものがありますか?

ポジティブ心理療法士®&認定ウェルビーイングカウンセラー(Wライセンス)と、ポジティブ認知行動療法士®があります。いずれも必修講座を修了したうえで、実践課題の提出と審査を経て認定されます。詳細は協会の資格ガイドをご覧ください。

学んだ資料を自分の研修で使えますか?

講座によっては、資料の利用権が付与されるものがあります。これは教える側に回りたい方にとって実務上大きな意味を持ちます。ただし付与条件は講座ごとに異なるため、受講前に必ず講座ページで確認してください。

資格を取れば仕事が来ますか?

資格だけで依頼が来ることは、まずありません。依頼につながるのは、誰のどんな課題を扱えるかが具体的に伝わっている状態です。資格はその説明を支える大切な材料であり、学ぶ過程で得た実践経験や人とのつながりが、次の仕事の機会やキャリアチェンジにつながっていきます。

仕事に活かすための講座・資格(一般社団法人ポジティブ心理カウンセラー協会)

本特集で扱った内容は、一般社団法人ポジティブ心理カウンセラー協会の講座で体系的に、対話形式の演習を通して学べます。 1日の入門から参加でき、続けたい場合に資格認定コースへ進む形です。協会の資格は、国際的な研究知見を日本の職場・文化に合わせて取り入れるグローカルな専門性と、 時代のニーズを素早く講座にする機動性、協会独自の研究とアプローチを学べる点が特長です。 看護師・保育士・介護福祉士・キャリアコンサルタント・公認心理師などの国家資格と組み合わせることで相乗効果が生まれ、 次のキャリアの機会やキャリアチェンジにもつながります。受講で得られる実践経験や、同じ志をもつ人との交流・ネットワークは、お金だけでは買えない価値です。

1|まず知る

ポジティブ心理カウンセラー養成講座(入門1日 11,000円/2日間 22,000円)。 ポジティブ・リスニング、希望を育む心理学・脳科学、ウェルビーイングカウンセリング、 ポジティブ心理療法を扱います。1on1や面談、接客・相談がある立場なら、ここが最短距離です。

講座を見る
2|自分の回復から始める

マインドフルネス・カウンセラー養成講座/レジリエンスカウンセラー講座。 注意の切り替え方と、ストレスから立ち直る力を扱います。クレーム対応や対人援助で消耗しやすい方に向いています。

マインドフルネス レジリエンス
3|支援を深める

ポジティブ心理療法士®&認定ウェルビーイングカウンセラー(Wライセンス)。 必修4講座+選択必修1講座を修了し、実践課題と審査を経て認定されます (220,000円+認定審査費用33,000円)。

資格ガイド
4|職場・チームで学ぶ

接遇・クレーム対応、支援職のセルフケア、管理職の1on1などを、組織の課題に合わせて設計する法人・団体研修も行っています。 費用はご予算を伺い、実施できる形をご提案します。

法人・団体研修

開催予定の講座・イベントを見る どの講座が合うか診断する

※ 講座の内容・受講料・特典は変更される場合があります。最新の情報は 協会の講座一覧をご確認ください。 医療的な診断・治療は行いません。心身の不調が続く場合は医療機関にご相談ください。